はい、タイトル通りです。

全くもって、ブログのコンセプトとは無関係です。

 

そもそも私はペントハウス1〜3が好きで、観てたんですが。(きっかけはたまたまWOWOWで陳情令とづついていたから)

 

この「7人の脱出」はペントハウスの脚本家、製作陣が同じ、ってこともありお馴染みのキャストなこともあり、興味を持って、見始めた、ってところです。

これは完全に私の感想です。

 

ネタバレ有りなので、下げます。

 

 

話自体は、ま、子供(高校生)を殺された大人の復讐劇、ってやつで、ここは

ペントハウスと共通していますかね。

1は、主に韓ドラあるあるの、学校でのイジメきっかけ、のお話のプロローグな気が、私はしたのですが。

ただ、シーズン1の内容や表現、などで賛否両論あったらしく、そりゃそーだろうな、と私も思いました。

何せ、最初から無意識にドラッグによりラリった人たちが、無人島に連れてかれて、ユニコーンの幻みたり、ゾンビに追いかけられたりする・・・放送していいのかい?と倫理的にあまりにもすごいので思いました。

 

あとは、高校生が学校で出産する。ま、これはあってもいいか?とは思うものの、微妙かね。

しかも、出産したことを他人に擦りつけ(自分は芸能界で成功したいから)、産んだ子供は死産だと思い込み、他人(父親以外の男性)に全て任せる・・・。

モラルも何もあったもんじゃない。。。

 

最初から、シーズン2ありきのドラマとわかってるので、あの人(悪役といえばオムさんとなってしまったね)が良い人な訳ないよな、と中盤まで見てたら、悪役超えた、超サイコパスでした。

チュダンテの悪さとはベクトルが違うし、どっちかというと、被告人の時のオムさんに近いかな。ただ、サイコパス度がどんどん上がっていき、これ以上、オムさん、悪役の引き出し作れるのだろうか?と余計な心配をしてしまう。

 

で、お話としては、悪役のターゲットは視聴者が最初に思っていた人ではなく、違っていて、色々やってることも、目的を誤認させられていた訳です、視聴者側は。

それが判明した段階で、あ〜〜〜〜、となりましたが、予告でオムさんVSで戦う相手(イ・ジュンさん)は存在してるので、生きてるね〜、そりゃ。と思って安心してシーズン2に突入できます。

 

で、シーズン2。

祝・生きていておめでとう、ミンドヒョク。

思ってもいなかった人物たちが、ミンドヒョク側(いわゆる復讐する側)にいました。

おお、あなた、いたのね、とか、重要人物になってるじゃん、とか。

整形前のKも、ちょっとだけど出てくるので、寂しくはないです(何が?)

で、何者かよくわからん、ファンチャンソン。お前誰?

ってか、こいつとハンモネのおかげで、シーズン2めちゃくちゃ、って言っても良いかも。

というか、Kとハンモネがシーズン1からの起点になってるので、お前らさー、って思う訳です。

特に、私はハンモネ、嫌い。(好き嫌いははっきりします)

ギャーギャー言うばかり。ここは、ペントキッズと同じっちゃ、同じなんだけど。

ペントキッズは、キッズの括りだから、キッズ側の子供としてギャーギャー言ってて良い。

ペントハウスの大人組、特にチョンソジンはギャーギャー言うけど、大人だから、起伏もキムソヨンさんの演技力で捩じ伏せてる。ほんと、すごい。

ちなみに、シーズン1にカメオ出演してるけど、貫禄というか、もはや存在するステージ、オーラが違いすぎる。

他の演者さん、吹き飛ぶね。ありゃ。カメオで全部持ってかれるわ。

同じシーンに出てるのは、ユンチョルだけなんだけども。

キムソヨンさん、今季?はカメオがお好きなのか、オファーが多すぎなのか、模範タクシー2も、カメオで出てます。

こっちも、すごい存在感でした。かっこよかったし。

 

で、ペントハウスと比較するのはとてもナンセンスではあるのだけれど、シーズン2のレギュラーメンバーの感情の変遷の舵切りが急すぎて、それに対する納得のある理由付けがよく分からない。

 

ペントハウスは、絶対正義のシムスリョン、ローガンリー、がスタンス変わらずそこにいて。

怪しいと思わせつつ、結局この二人は変わらなかった、はず。

その二人に対してのチュダンテとチョンソジン、まさに悪。

で、その間を行ったり来たりだったオユニ(シーズン1)。他住人たち(所謂ガヤだけど必要)。

 

ペントハウスの良かったところは、テーマ(話の軸)が明確なところかなと。

富と権力の象徴のヘラパレス、その住人たち。

で、声楽。

大人組とキッズの話は分かれていつつ、絶妙に絡み合っていて、世代を二つに分けていることで、話が理解しやすい。

分けて描いていて、そのあと合わせると、一つのつながったお話になる、と言う感じ。

 

お金と、声楽。勝ちと負け。騙し騙され。因縁の大元や、何に拘って悪に堕ちたのか、とかとか。

キッズは、シーズンごとに成長するから、最悪のいじめっ子だった子達も、大人たちの生き方の行き着くところや、出自などで、思うところあり、気持ちも変わる。

「人間の心は変わるんだ」という、7人の脱出のミンドヒョクの台詞を、説得力を持ってペントハウスは表現して、そのテーマがわかりやすかった。

いじめっ子は嫌いだったけど、それでも成長とともに変わっていくし、変わらんかったのはウンビョルとソッキョンか?!それでもこの二人も最後の最後は変わるし。

 

対して、7人の脱出。

こっちは、シーズン2からガラッと変わって、心境の変化を起こした悪い奴らだった人たちが心を入れ替える、みたいな感じだけれども、その根拠や理由がやや弱い。

で、こっちの話は、テーマが今ひとつはっきりしない。

ちっちゃな子供に、ペントキッズの役割が行った感じもするけど、ちっちゃ過ぎ。

こっちに同時並行のストーリーを作ることは不可能だし、もはや同情を得るための存在と言えるのか。

 

で、何より必要のないロマンス要素。

ペントハウスは、それでも不必要、とまではいかなかった気がする。

カップルとしては、スリョンとローガン、ソクフンとロナ。そしてユンチョルとユニ。

必要といえば必要。か?うん、きっと必要。

スリョン氏とローガンが結びついてのシーズン2、3だろうし。

ソクロナは、子供は親を選べない、と言うことを表しているし、ロナが2で死んだ?となった時からの動きとかに繋がるので。

ユンチョルとユニは、ロナの実父にまつわる二人だし、最後までソジンは結局愛されなかった、と言う結論に繋がるわけで。

 

ところが7人の脱出は、不必要と思われる。

復讐する側、される側でのロマンスって何?

モネがいきなり超良い子になるのも、気持ち悪い。お前、変わりすぎだろ。

地獄に堕ちろー!とか言って殺そうとしたのに、実は自分の母親を助けてくれていた、と知って、クムラヒへの思いが変わる。舵切りが急すぎて意味不明。

これが高校生時代の年齢だったらまだわかるが、彼女がこれをやってるのは、二十代に入ってから。

大人です。無理くり良い子キャラにした感が満載なのです。

私はVPNで楽天Viki繋いでみてるのですが、コメントにも、この点、不要とマイナス要素にされている方が多く、物語上、そんなに必要?って感じではあります。

こう言うのは、世界共通の感覚なのかもな。

 

後のロマンスな感じのカップルはよく分からん。ギスギス偽装結婚夫婦がいきなり実は大切にしておりまして〜死ぬ間際に気づきました〜ってな感じとか。

ミョンジが、クムラヒが何故、あのような行動に至ったのか、今になってわかった、とか。

ジンモは、ユンチョルに続いて何考えてるかわからず、結局周りが不幸になり、自らも・・・ってかんじで、ま、この手の役の感じって、ユン・ジョンフンさん、うまいよな。優柔不断で、気づくの遅い、鈍い人。

 

多分なのだが、ペントハウスが出来が良過ぎたのだろうな。マクチャンドラマとして。(作品としてどうなのか、は置いといて)

テーマやモチーフが明確。善と悪も明確。中弛みすることもあるにはあるだろうけれど、3シーズンで全てを完結させる、という前提で作られていて、多分ものすごい緻密に作られていたはず。

みんなに渡される脚本とは別に、個人の脚本がこっそりあって、それでこっそり別シーンを撮って、他キャストにも秘密、とか。(例えばミンソラ殺害の犯人とか)

 

ペントハウスはシーズン1はミンソラ殺害〜遺体遺棄、善悪の明確さを表す。

で、ミンソラ殺害の犯人は意外な(意外でもないか)人物。

そしてその犯人は、別の殺人容疑で逮捕、逃走。(ローガン何故か手助け)

シーズン2は、1で死んでしまったはずのスリョンが生きていた(定番)

じゃ、死んじゃった人は誰?→双子じゃないのにそっくりさんがいた。。。

で、その死んじゃった人になりきり、登場のスリョン氏。

シーズンごとに強くなるのよね、スリョン氏。

シーズン2は割と盛りだくさんで、ロナ死んじゃった?から始まり、実はロナの実父はという定番。

やっぱり生きていて、スリョン氏復活、不動産でお金が飛び交い、最後の裁判シーンなんて、もはやお笑いの域か。

そしていよいよシーズン3でお話畳む。

最初から、ローガン爆破。おいおい。が、生きてるよ〜(お約束)

まさかのスリョン氏が産んだ双子は生きていた。その片割れが、ソッキョン。

意味不明なチュダンテの嫌がらせにより、継母として育てられたソッキョン。

そんなん、知らんから、実はお母さん大好きなのに、複雑怪奇な思いを抱き、スリョン氏に反抗し、チュダンテに56されかけるが、意外にたくましいソッキョン。

そしてまさかの、オユニが死んでしまう。犯人は?ってことなのだが。

で、早めにチュダンテは復讐され、残るはチョンソジン。

シャンデリアが突き刺さるシーンなんて、笑わせるつもりかい?と思ったもんです。

(あれくらいぶっ飛んでくれないとね、最後の方は)

娘まで騙して、罪から逃げようとするが、娘に通報され終了。

困った人たちも新たに登場したり、ウロウロしたり、あら大変。

とはいえ、主要人物で死んじゃったのは、オユニとユンチョル、ナエギョ、くらい?あと良いキャラのチョ秘書(20代だと知って愕然とした)。

 

長くなったので、続きます。。。

 

ではでは〜。