日本にいらっしゃる方ならご存知、男性アイドルグループをたくさん生み出した事務所問題。

それに伴う影響は、私の自担グループにも襲いかかってきました。

なぜならば、彼らのグループ名は、事務所というか、そもそもの事件の発端とも言える方の名前をちょっと拝借しているからです。

 

自担グループのメンバー本人たちの話だと、

・別に改名を強制されたわけではない

・問題がメディアに公になってすぐ、お兄ちゃん二人組で相談。

(何かあると、大体まずはこの二人が話し合いをする。決まり事ではないけれど)

弟3人組に話し合いをしよう、と持ちかけ、グループでの議論が始まる

・変える変えない、五転六転の話し合いが、相当長い間続けられた

・変える必要はないではないのか?このままいけば?とも思った

・最終的に、最年長の人がぽろっと言った一言で、最年少の人が「それ、ええやん」となり、グループ名決定

・権利関係や、諸々あるので絶対に期日(2月4日)までは他言無用を徹底

 

ってな感じです。

 

メンバーの感情の表し方も、様々でした。

やはり、納得できないし、悔しいし、悲しい。

この屋号で売れてやるんだ!と頑張ってきた20年以上だったから。

そりゃそうです。はい、そうですか、わかりました。なんて、聞き分けの良い人間になど、簡単になれません。だって、全部に愛情を持ってきたんだもの。

 

そして、今日、名前が変わります。

脱退も辛い。退所も辛い。揉めたのも辛い。休止も辛い。解散も辛い。

生きている人を応援している以上、この辛さは、受け取る幸せと常に背中合わせだと思っています。

ただ、まさか、グループ名が変わるとは、想像していませんでした。

そして、いざ、この日が来て、想像以上に、私は「あのグループ名」が大好きで、愛着もあり、全てまるっと、彼らだった、ということを突きつけられました。

 

コンサートの最後に、ファン同士で手を繋いで、グループ名を叫んでドームの天井を仰ぎ見て、銀テープが降ってくる。

当たり前だった、あの光景は、もう二度と見ることができないんだ。

そう思ったら、苦しくて苦しくて、仕方なくなりました。

 

でも、20年やってきて、ここまで想像を絶するような道のりを耕してきた彼らが、

「絶対楽しくするから」

「これが正解だと思えるように頑張る」

と言ってくれている。

 

彼らの心の中の本音は、私たちにはわかりませんし、知る必要もないと思っています。

あくまでも私は、表現してくれるものを受け止めて、それを信じてこれからもついていく、ということです。

 

TFTに華々しく登場し、サブスクも解禁し、知名度ももっと上がりました。

勿体無い、と普通は思うでしょうが。

違うんだな。我々は

「こんなん、ピンチちゃうわ、絶好のチャンスやで!掴んで行ってやろうや!」

と逆のメンタリティで生きてきています。

 

悲しい、悔しい、苦しい、辛い。

でも、名前が変わったって、これまでの年月が消えることはないし、こんなんで折れてる場合じゃないんです。

もう、笑い飛ばす準備すら、できてる。

 

ただ、オギャーと生まれたグループが生まれた時の名前の最後の時に、自分の気持ちを残しておきたいと思いました。

 

追伸:全く別のオタク沼であるにも関わらず、突然泣き出した私を慰めてくれた、曦澄の友、ありがとう。

 

ではでは〜。