目をつむったまま歩いてみた。

数歩進むと途端に怖くなってくる。

「確か、何もなかったはずやけど…」

さらに数歩なんとか進んだが、これ以上は無理やと、ここでGive UP。

目を開けてみると、若干右方向にずれはしたものの、割と真っすぐ進んだようだ。

が、ほんの10歩程度、歩を進めただけでこの大変なこと。

これを思えば、目を不自由な方々、なんと勇敢なんでしょう。


先日地下街を歩いていると、白杖をついた男性が歩かれていた。

周囲の人たちも気遣って道を開けはしていますが、地面にマーカーもない状況でしっかりと歩かれているのを見て、急に感動を覚えてしまい、

「どんな感覚なんかしら?」

と冒頭のチャレンジに相成ったのです。

普段、情報のほぼ大半を目から得ている目の不自由でない我々。

もし急に目が見えなくなってしまったとしたら・・・、銀行へお金を下ろしに行く数分の間も、パンを買いに行く少しの間も、歩道のマーカー上に並ぶ自転車は悪意でしかなくなるのです。