「キリストに喜びを見いだす」
スティーブン・J・ランド
2020年11月総大会号p35〜
『この世でキリストに喜びを見いだす最も確実な方法は、主とともに人々を助けることです。』
最初にランド会長の末息子タナーが、癌に犯されながらも聖餐を配った話しを読んでください。
なぜこの話を最初にしたと思いますか？
タナーが
「聖餐を配る時、みんなからどう見られているかわかるんだ。
それがみんなの役に立つと思う」と言いましたが、どういう事だと思いますか？
皆さんはこのお話を読んでどう感じたでしょうか。
デビッド・A・べドナー長老は、
成長し宣教師のようになるには、宣教師がしていることを行うべきであり、その後「教えに教え、訓戒に訓戒を加えることによって……（わたしたちは）救い主が期待しておられるような宣教師に次第に近づいていくことができる」と提案しています。
同様に，「イエス様のように〔なりたい〕」と願うなら，イエスがなさることを行わなければなりません。主は驚くべき一文の中で，御自身がなさることを説明し，こう述べておられます。「見よ，人の不死不滅と永遠の命をもたらすこと，これがわたしの業であり，わたしの栄光である。」
べドナー長老のお話からもう一つ紹介します。
「教会の慣用語として，わたしたちはよく，教会に行く，神殿に行く，伝道に行くと言います。
大胆な言い方をすれば，何げなく使っている行くという言葉には，大切な点が欠けています。
大切なのは教会へ行くことではなく，教会に行って礼拝し，聖約を新たにすることです。大切なのは神殿へ行ったり参入したりすることではなく，心に御霊みたまを感じ，聖約と主の宮の儀式について深く考えることです。大切なのは伝道に行くことではなく，宣教師になって、心と勢力と思いと力を尽くして生涯神に仕えることです。」
2005年10月総大会
「宣教師になる」より
もう一つ、ダリン・H・オークス管長のお話から
「使徒パウロは,主の教えと教師たちが与えられているのはわたしたちが皆「キリストの満ちみちた徳の高さにまで至る」ためであると教えました(エペ ソ4:13)。
この状態まで到達するには,知識を得ることよりもはるかに多くのことが要求されます。福音が真実であることを確信するだけでは不十分です。
福音によって心が変わることを目指 して行動し,考えなければなりませ ん。
世の教育機関は, わたしたちにある事 柄について知りなさいと教 えます。それとは対照的に,イエス・キリストの福音は,わたしたちにある特質を身に付けた者になりなさいとチャレンジするのです。」
リアホナ2001年1月号p40より
ランド会長は言いました。
救い主の使命とは，御父の子供たちを救うことにより，常に，また永遠に御父に仕えることです。
そして，この世でキリストに喜びを見いだす最も確実な方法は，キリストとともに人々を助けることです。
「子供と青少年」の活動と「子供と青少年」の教えはすべて，若人が主の救いと昇栄の業に主とともに携わることにより，さらにイエスに似た者となることができるように助けることを目的としています。
パンデミックの逆風と災難の中，この新しい「子供と青少年」プログラムの可能性を十分に発揮することは未だ実現しておらず，急務となっています。青少年は，この世が正されるまで，救い主を知るのを待つことはできません。今も，自分の真の姿や救い主について知っていたら下さないであろう決断をしている青少年がいます。
ですから，運命を決する訓練における，神の大隊からの緊急の呼びかけは，「総員出動！」なのです。
「あなたがたはキリストのからだであり、ひとりびとりはその肢体である。」 1コリント12:27
「また、キリストを基として、全身はすべての節々の助けにより、しっかりと組み合わさ結び合わされ、それぞれの部分は分に応じて働き、からだを成長させ愛のうちに育てられていくのである。」 エペソ4:16
この二つの聖句から何を学べるでしょうか？
ランド会長の勧めです。
「これまで無かったほどに、今彼ら（青少年）を熱心にサポートする必要があります。……
皆さんが，心と，勢力と，思いと，力を尽くして自らの召しを最大限に果たし，人々を祝福するために働くなら，皆さんは神を愛し，聖約を守り，主の神権に信頼を置くようになるでしょう。まずは自分の家庭から始めましょう。」
自分の召しについて考えてみてください。
祝福師の祝福を受けている人は読み返してみてください。
今自分にできることは何か、主が自分に何を求めておられるか祈り求めてください。
教会の公式アプリに
「福音実践アプリ」
というのがあります。
子供や青少年だけでなく、私たち大人も活用することによって成長し祝福を受けることができます。
その中の一つの動画を後で見てくださいね。
ランド会長は私たちのために祈っています。
「皆さんが，この時期に適したいっそうの活力をもって，日々奉仕し，信仰を行使し，悔い改め，向上するために，また神殿の祝福とイエス・キリストの福音によってのみもたらされる永続する喜びを受ける資格を得るために，励むことができるよう祈っています。イエス・キリストの真の弟子になることにより，皆さんが最終的になり得ると約束されている，勤勉な宣教師，忠実な夫や妻，愛に満ちた父親や母親になる備えができるよう祈っています。
皆さんが，キリストのもとに来て主の贖いの祝福を受けるようすべての人を招くことにより，救い主の再臨に世を備える助けをすることができますように。イエス・キリストの御名により，アーメン。」
私たちは聖典を通して主のなさったことを知ることができます。
指導者の導きによって、主に近づく方法をさらに知ることができます。
私たちが、その勧めに従って努力する時にさらに主に似たものとなり、主とともに人々を助ける事で、キリストに喜びを見いだすことができることをイエスキリストの御名により証します、アーメン。
さてここで皆さんにチャレンジです。
明日から3月が始まります。
1ヶ月の目標を立ててください。
キリストとともに人々を助けるために自分に何ができるか、そのために何をするべきかを祈ってみてください。
そして何か一つ目標を立てて実践してみましょう。
1週間に一度、立てた目標に向けて実践できてるか振り返ってみてください。
福音実践アプリを使うとやりやすいですよ。
使い方などわからない方はお知らせください。
1ヶ月後、今より少し主に近づき、主とともに誰かを手助けする事でさらに喜びを感じることができるように祈っています。