天之尾羽張神(アメノオハバリノカミ)

別名  伊都之尾羽張神(イツノオハバリノカミ)

 

 

 
たま: 十拳剣(とつかのつるぎ)の神さまですね。  

 

ああ、そうだね

よろしく

 

アメノオハバリ・・・

あまり呼ばれることも少なくてね

イツノオハバリの方が

私の名前という感じがしてる

 

たま: イツノオハバリさんがいいのですね

 

 

そう呼んでもらえると嬉しいね

 

私は、剣の神として

いまでも命を尽くしているよ

 

剣の神

剣の意味は

相手を殺すことではない

 

わたしや周りの人々、国を守るためにあるもの

剣があるというだけで

襲ってこられない抑止力にもなるだろう

 

剣のもつチカラ

にらみを効かせて

守るという事が重要だよね

 

 

 

たま: そうですね。剣のもつチカラですね。

みなさんに伝えたいメッセージありますか?

 

 

そうだな・・

よく人は

自分が守るべきものを誤っている気がする

 

たま: え、誤ってますか?

 

守るべきものは

もちろん、大切なものだろう

 

あなたたちの大切なものは・・・??

自分の名誉?

自分の役付き?

 

誰のために、戦っているんだい?

 

それは、ほんとうに戦う意義のあるものなのかい?

 

 

わかりにくいかもしれないね

 

一番大事にしなければいけないのは

自分の心

自分の心に嘘をつかない生き方

自分の心が傷つかない生き方

 

自分の心を守るために

戦うことが大事だよ

 

戦うといっても、

相手をやっつけようとすることではない

相手に理解してもらおうと、努力することだよ

言葉で伝える

行動で伝える

それが重要だね

 

 

たま: はい、自分の心をですね。

 

 

自分の心に、

みんな剣をもっているんだよ

 

分からないと思う人は

イメージしてごらん

 

その剣は、相手には見せることはできないが

自分の心を守るためのチカラになるよ

 

もちろん、私がそのチカラを添えてあげよう

 

自分の心を守るための

自分の剣だよ

 

大きく掲げて

誇らしく、胸を張って生きていくといい

 

私もその剣に、しっかりとチカラを与えよう

 
   
たま: すごく、心強いです!嬉しいメッセージ、
ありがとうございます!!
 
   
   
   

主に祀られる神社

 

耀窟神社 (千葉県成田市)

斐伊神社 (島根県木次町)

 

左肆布津 (サシフツ) 神社 (長崎県壱岐)

 

image
イザナギはイザナミを出雲国と伯伎(伯耆)国の境にある比婆(ひば)の山(現在の島根県安来市)に葬った。
妻を失った怒りからイザナギは火之迦具土(加具土)神を十拳剣(とつかのつるぎ)で切り殺した。
この剣に付着した血からまた神々が生まれる。

この十拳剣の名前を「天尾羽張」、別名を「伊都之尾羽張」という

神名を天之尾羽張神(あめのおはばりのかみ)、伊都之尾羽張神(いづのおはばりのかみ)としている

日本書紀では「十握剣」のみと記して、固有名詞を与えていないが、稜威雄走神(いづのおばしりのかみ)と同一神かも・・

 

 

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