開発中のセロー225 ブロンコ用リンクアーム苦戦しております





取り付けテストも無事に終わりいよいよ量産って時に問題が発生して開発からやり直す事態になりました


うちのやり方なんですが完成した製品を自分で確認とテスト


そこから2〜3人に協力してもらって再度テスト


全員から合格もらって製品化って流れです


自分のミスでテストライダーに迷惑をかけてしまって…申し訳ない…


まんまと証拠も残ってるんですw



これ


友人の225で取り付けテストした時の画像


ボルト締めてないんです…


アホですわ…


取り付けできたから合格ってはやとちり


数名のライダーさんにテストお願いして問題が発覚した感じです…


なら作り直せばいいや‼︎ってこの時は簡単に考えてました


えらい苦労するとも知らずに…


問題はこれです


リアサスのアンダーブラケットに入る部分なんですが実測で36ミリ



ならアルミリンクアームはカラーが出る量を考えて36ミリ以下で作れば問題なしってなりますよね?


ワイど素人ですわ


完成したリンクアーム



ブラケットに取り付けて規定トルクで締め付けて


あれ?


動かない…


無理矢理動かすとゴリゴリと音が…



よく見るとリンクアームが削れてます


何でや?



36ミリであってるよな…



干渉してるよな…



36ミリであってるよな…



干渉してるよな…



34ミリやんけワレ‼︎


お前か‼︎


カラー36ミリやと思ってたわ‼︎


どんなカラクリやねん⁉︎



そういうことかい‼︎



このダストシールの厚みが1ミリでした


純正カラー34ミリ+ダストシール1ミリ×2で合計36ミリ


アルミリンクアームは純正のダストシール使わない設計ですので



純正カラー34ミリ


リンクアーム厚み36ミリ以下


ボルト締め込むと純正カラーに当たるその前にリンクアーム本体に当たる


謎が解けた‼︎


ボルト締め込まないで取り付けテストしたワイが原因ですわ


それより設計段階から間違ってましたね


それならどうするか?


簡単や‼︎


純正カラーとダストシール使えるような形状に変更すればええ



そうそう


こんな形


早速‼︎設計に依頼すると無理との回答


またまた何でや?


肉厚が足りなく強度不足でNG


純正はブッシュ


アルミリンクにはニードルベアリング



大きさがこれだけ違います



純正でもこの肉厚


3ミリほどしかない


ここをニードルベアリングに置き換えると


肉厚が1ミリないくらいになってしまいます


ちょっとした横からの力で先端が曲がってしまう


あかんやん…


手頃で簡単に解決する方法はあるんですが…



純正カラーの両側に1ミリのシムスペーサーを入れてやる


これで解決‼︎


ですが…


無理矢理合わせてきたな…って思われたくない‼︎


妥協したくない‼︎


それにリンクアーム両側にスペーサー入れるの大変やろうし


オリジナルカラー作ってやることにしました


純正カラー製作してる工場に相談して同等品を作ってもらうことに


完成したのがこれ



仕上がりばっちり



純正より少し長いだけ


どうしてもニードルベアリング使いたいのでこの方法しか思いつきませんでした


他に良い方法があったかもしれませんがw


よってセロー225 ブロンコ用フルリンクアームキットの中身は


リンクアーム小

リンクアーム大

専用カラー×2



このセット内容になる予定


専用カラーも消耗品として継続販売できるようにしてます



リンクアーム大とリンクアーム小を繋げてる部分のカラーは純正をそのまま使う予定


どうせならここも新品でセットにして販売した方がいいかな?


これからユーザーさんところで厳しいテストして無事合格できれば販売開始できる予定です


もう少しお待ち下さい‼︎