以前からテストしてたCRF用のハイカム
私のCRFにはトルク型のハイカム
いつもお世話になっているモタードライダー様にパワー型のハイカム
それぞれ組み込んで実走テストしていました
ノーマルのCRFと乗り比べたり山やサーキットで走って検証の繰り返し
データも集まってきたので最終チェック
いつものダイノマシンでパワーチェックしてきました
まずは私のCRFから
前回のパワーチェックでの仕様は高性能インシュレーター+パワーファンネルキャップ+スリップオンマフラーで計測したデータになります
そこにトルク型のハイカムだけ装備して比べてます
前回のテストがトライアルタイヤでしたので今回もそうしております
実際のデータより4馬力ほど低くなっております
結果はこちら
パワーこそ上がっていませんがトルクは大幅に向上
これだけ吸排気チューニングしても高回転付近のガソリン量はちょうどいいか少したりないくらいです
前にも書きましたが最近のメーカーセッティングは排ガス規制もありますので低中回転付近を薄くし高回転付近は安全マージンを考えて濃くセットしてきています
乗ってて感じたのは8000回転以上はエンジン回転は上がるがパワー感がありません
しかしトルクはモリモリと山遊びで乗るのは気持ちが良かったですね
その感覚が合ってたみたいでグラフにも現れています
残念なのは低回転
この大きなパワーの落ち込み
根本的にガソリンが足りてないとのこと
🔵部分です
メーカーも排ガス規制を通す為に色々と工夫をしてるようです
ガソリンで絞る、エアクリーナーで絞る、それだけでなくカムシャフト、吸気バルブで絞ってるようです
エンスト対策でもあるのかな?
純正のカムシャフトとハイカムではカム山の高さで0.5ミリ程違いました
ハイカムって言うよりフルパワーカムシャフト
フルカムかな
元から薄い低速付近を高性能インシュレーターとパワーファンネルキャップでギリギリを狙っていました
そこにハイカムで吸入量を増やせば当然限界がきます
ここまで薄くなるとエンジンブローの危険もあります
スロットルを大きく開けると回転がついてきません
残念ですがECUで燃料補正してやらないと使えませんね…
セッティングが合ってくると面白いバイクになってくるのに…
パワー型のハイカムを入れた車両はどうなったか?
結果はこちら
青線は高性能インシュレーター+パワーファンネルキャップ+デルタバレル4のフルエキです
そこにパワー型のハイカムを組み込んだのが赤線です
1.5馬力アップ‼︎
24馬力にびっくり‼︎
データには出てませんがトルクはダウンしてました
こちらはピレリのロードタイヤで測定
トライアルタイヤと4馬力ほど誤差がある
トライアルタイヤってそれだけロスしてるんやなと
こちらはトルク型と違って7000回転付近まで燃料が足りてませんね
これも危険なくらい薄いのでエンジンブローする可能性がある
アクセルの動きにエンジン回転がついてこないのは同じでした
こっちもあかんか〜
狙いはバッチリやったんやけどな
トルク型はパワーそのままでトルクアップ
パワー型はパワーは上がるがトルクダウン
どっちも使い分けできて面白い製品になったのに
販売はできませんね
残念‼︎
燃料触らないと何にもできない
悩んでたら海外のフォロワーさんからこんなのあるよって連絡きたんです
早速送ってもらってちょこっとだけ使ってみたんですがキチンと燃料補正されてる感じ
希望が出てきた
ECU編はまた別で書きますね
それではまた✌️