CRF250L CRF250RALLYのアシストスリッパークラッチ



クラッチが軽く街乗りからツーリングまで何の不満もなく優秀なクラッチ


20000キロ使用した状態



細かく測定してみました


フリクションプレート多少減ってますがまだ使用限界手前





大きいフリクションはほとんど減ってませんが





小さいフリクションは結構減ってましたね


クラッチプレート少し黒くなってますが歪みもなく面出ししてやれば再利用可能!



プライマリードリブン(クラッチアウター)のガタは少し出始めてる程度



バスケットの段付きも少しだけありますがまだまだ使えるレベル


こんなに優秀なスリッパークラッチですが取り外すことにしました笑


林道遊び、ハードよりのエンデューロ、トライアルで遊ぶには力不足…


クラッチスプリング3本の為かとにかくクラッチが弱い


クラッチレバー放した瞬間の戻りの弱さが目立ってきます


バネの力が弱いので半クラが長くなってなかなか繋がりきってくれない…


フロントがなかなか上がってこないんです😥


それとクラッチの使い分けができない


プロのライダーさん達はクラッチが切れるところからクラッチが繋がるまでを10段階以上に分けて使っているそうです


このスリッパークラッチですと突然カムが繋がってしまうんです


フロントアップの練習や足つきフローティングターンでクラッチの繋がりを10%→20%→30%→20%→30%と使い分けるシーンがあります


普通のクラッチですと難なくできるのですがこのスリッパーですと10%→20%→30%→100%と突然繋がってしまうんです


私はこれで数回捲れてしまいました笑


この突然繋がってしまう部分とクラッチの弱さを指摘していただいてので色々と手を入れてみたんです


ジャダースプリング取り外してフリクションプレートの大きさを統一


クラッチスプリングの強化がなかったので大きさ、長さ、線径を測って何かのバネを流用


30%アップくらい強化のスプリング使ってました


強化した状態でテストしてもらいましたがクラッチまだ弱いって回答でしたね


3本スプリングでは限界があると判断してスリッパークラッチ本体を取り外すことにしたんです



オーソドックスな5本スプリングタイプのクラッチタイプに交換



色々なホンダ車種のクラッチ周りを流用して取り付けに成功


ただ…


この旧タイプのクラッチですが焼けると評判のようです


普通に使ってるだけやのに10000キロくらいでクラッチが滑り出すらしい


ノーマルのままでは恐ろしくて組めないので少し手を入れることに


とりあえずジャダースプリングなしタイプで組んでみました


クラッチスプリングは10%強化タイプを使用


クラッチプレートにもいつもの加工を施してます





クラッチレバー残念ながら重くなってしまいましたが予定通りの繋がりの良さ‼︎


セローの純正と同じくらいになりました


フリクションプレートがオールペーパーしかないので繋がりが多少弱いですね


スパッと繋がらない…ヌルッて繋がる感じ


スプリングも10%強化タイプでは弱く感じました


スペシャルなお二人にも試乗してもらいました





どうやったらこんな動きできるんやろ⁉︎


色々とアドバイス頂いて方向性が掴めた感じ


クラッチスプリング10%強化ではまだ弱いので20〜30%アップタイプに交換


ここまで強化したら油圧クラッチ必要になってきそう…


これでもダメならスリッパーに戻すと思います


サスペンションの仕様も決まってなくてこの日はダメダメでしたね


CRF乗りの方からフロント柔らかいって聞いていたのでフォークスプリング強化タイプ入れたんですが固すぎてフォーク全く動きませんでした…


コースやスピード出さない仕様ならフォークスプリングノーマルか強化タイプ フォーク突き出し10ミリ フォークオイル5番と油面上げ リアはスプリングノーマルで純正からプリロード3回転締めくらいがええような気がするな🤔


この仕様ならコストもかからないし山遊びからフラット林道ツーリングまでこなせそう


この仕様に戻してもう一度テストしてみます!


それではまた👍