セロー250 トリッカー用 クイックフューエルキャップ
何とか形になりました
カギ刺すのめんどくさい
タンクキャップ重たい
こんな理由からタンクキャップ作ってみようと思ったんです
えらい苦労しましたけど…
試作1号機はアルミ削り出しでキャップみたいなん作ってそこにOリング入れてタンクに差し込む方式
こんな感じのやつ
これが失敗で低速で走ってるには問題ないんですがコースでスピード出したり軽くジャンプするとダバダバ漏れてきて最後は抜けてどっか飛んでいきました
よく見てみると
入口が綺麗な円ではない
微妙にイビツになってるんです
変な窪みもある
奥に向かって狭くなっていってる
他のタンクも調べたんですがどれも微妙に違った形
ベコベコに凹んでるタンクもあったり色んな形状の給油口を見れたのは楽しかったw
入口が芯円で真っ直ぐになっていればOリングがしっかり密着して漏れないと思うんですが…
お風呂のゴム栓を代用して使ってる猛者もいますが転かしたり衝撃が加わるとすっぽり抜けるようです
純正のようにスプリングが入ったロック機能タイプでないとダメそう
カギが無くてもワンタッチでロックできるタンクキャップ
作るのめちゃ大変‼︎
構造複雑‼︎
できるだけ簡単にして部品点数を少なくすることで何とかコスト下げれなければ
そんで試作2号機が完成しすぐさまテスト
はい‼︎
ガソリンダダ漏れ‼︎
ど素人やから何が悪いかわからん
そっから内部のスプリングを強いタイプに変更したりパッキン変更したりと
1人で解決できないので詳しいお友達にも使ってもらってアイデアもらったり
それで絶対に漏れない試作3号機が完成‼︎
これで販売できると思って数人にテストしてもらったら
…
…
キャブ車だけエンジン止まるようになった…
何でや?
何でや?
純正キャップに戻すとエンジン止まらない
気になってキャップ分解してみると
あぁ〜これか…
ベントついてるやん
簡単に説明すると逆流防止機能かな?
ちょっと違うな
タンクも息してるんです
完全に塞いでしまうとガソリンがキャブに落ちていかない
FIタイプのセロトリは止まらなかった
不思議や〜
機械で動かしてるからかな???
どっちしろ空気穴追加してやらないといけない
他にも色々と観察してみると給油口が微妙に違う
後期セロトリはタンクの給油口も少し違うようです
上が初期で下が最終
後期はこの蓋?以上にガソリンを入れてはいけません
溢れたガソリンがキャニスターに流れ込み最悪エンジン始動不可になります
他の年式のセロトリはあまりいっぱいまでガソリンを入れないようにした方がいいです
話がそれました
空気穴確保した試作4号機が完成しました
さっそくテストして問題ないとわかったので友人とお得意様に先行テストお願いしました
細かなご指摘はありましたが販売しても問題なさそう
タンクキャップは1番怖い場所でもあるので何度も何度もテストしてます
軽量化も抜かりなく