すみません、ずいぶんご無沙汰しておりました。
あるセンターのわんちゃん引き出しに関わり、
そちらのほうで時間・気力を取られてしまい、
こちらのブログがおろそかになってしまいました。
すみません。
メインブログのほうで、経過報告させてもらってた記事を、
こちらでも時系列にアップさせてもらいますね。
以下、きらきらBeautiful Days ☆彡 より。
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2013年11月18日 『苦悩・・・』
大阪の某センターに収容されてる子です。
どの子もみんな救ってやりたいことに変わりはないんだけど、
どうしても気になる子っていますよね。
この子、老犬なんで飼い主からのお迎えがなければ、
ほぼ100%殺処分です。
団体も個人ボラさんも入ってない、
その上、譲渡対象外だと、
引き出しはまずできないと思います。
そういうセンターなんですよ・・・。
18日現在公示はまだありました。
収容期限、もう切れてると思いますが、
明日、センターに電話してみようと思います。
もし、運良く引き出しができたとして、
どなたか里親さんになってくださる方いらっしゃいますか?
また、報告しますね。
個体番号:○○○○○○ 収容年月日:平成25年11月11日
種類:犬(雑種) 性別:オス
毛色:うす茶・白 体格:中 体長50cm 体高45cm
推定年齢:12から15歳 収容地域:○○○○町
備考:首輪なし、長毛
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2013年11月20日 『老犬ちゃんのこと』
昨日、記事にアップしたあるセンターの老犬ちゃんのことです。
昨日、朝いち電話して、センターに確認、
譲渡の問い合わせをしました。
この子は、収容期限が切れましたが、
これから1週間、譲渡できるかどうかの審査にかかるそうです。
11月25日いっぱいまでは生かされるみたいです。
このセンターは、ちょっと前までは飼い主以外は誰であっても、
譲渡はしない、そんなセンターだったんです。
でも、いろいろな人からの働きかけで、
今は、譲渡をするって方向に変わっていきました。
譲渡をするって言っても、
その譲渡審査は厳しく、
審査に通る犬はほんのわずかなんです。
そして、審査に通らなかった犬は有無を言わさず殺処分。
老犬、病気も殺処分。
そんなセンターだったのですが、
昨日、職員さんと話してて、
「病気でも、老犬でも希望者がいれば譲渡します。
それは以前からです。」って・・・。
以前から???
いやいやそうじゃないやろ!って思って、
ちょっとカチンときたので、
「いや、違うでしょ。以前は譲渡しなかったじゃないですか!
あなた転勤されてきた方ですか?
ここは、全国でも悪名高いセンターなんですよ!」
って、いらんこと言ってしまいました。
まあ、この方、確かに今年の4月赴任されたみたいで、
以前のことは・・・たぶん知らない、か、
ちゃんと申し送りがされてなかったんでしょう。
話は戻りますが、
この老犬ちゃん、老犬って言うだけでなく、
ちょっと問題があるみたいで・・・。
職員さん曰く、
「檻の奥のほうに居て、前に出てこないんです。
(檻に)近づくと、歯をむいてうなるんです。」と。
誰もさわれないとのことでした。
牙をむく、うなる・・・もうこれは致命的かもしれません。
こういった犬は、ほかのセンターでも、
たぶん、引き出しは無理でしょう・・・。
わたしは、明日にでも、ここのセンターに行って、
譲渡希望の登録をしてくるつもりです。
(まだ、ここは登録さえもしてなかったので。)
そして、見せてもらえるならちょっと会ってこようかな、と。
今、うちは犬猫であふれかえってるので、
正直、もう1頭犬を、ということになると難しいです。
ただ、あんずちゃんが亡くなり、
その枠が空いてきたので、
なんとか老犬ちゃんなら、って思ったのですが、
攻撃性がある子は・・・。
ほかに犬猫が居なければ、
それなりに家族に迎えることはできる(あまいかな?)かもしれないけど、
この子は・・・。
この1週間で、少しでも環境に慣れて、
うなることがなくなれば、
譲渡対象になるかもしれません。
今は、それを願うばかりです。
わたしにできることは、もうここまで・・・。
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2013年11月22日 『会ってきました。』
昨日、老犬ちゃんのことで、
収容されているセンターへ行き、
登録、施設も見せていただき、
老犬ちゃんにも会ってきました。
施設は、去年の夏頃から空調も入り、
収容犬猫には快適な温度に保たれていました。
プラズマクラスター付きの空気清浄機もありました。
檻も綺麗で、清潔な印象を受けました。
ただ、老犬ちゃんの檻の中は、
う○こがそのままでした。
これは、老犬ちゃんが攻撃性があるということで、
掃除もままならないんだと思います。
わたしが檻の側に近寄って、
奥に居た老犬ちゃんに向かって、
「シロちゃん!」って呼ぶと、確かに牙を出しました。
でもね、牙をむくって・・・
わたしが知ってる【牙をむく】っていうのは、
もう顔全体が顔相が変わるほど『シャー!』って感じなんですよね。
猫の「フー!シャー!」のイメージ。
昔、飼ってたわんこも家族以外には、
牙をむいてた子でしたが、顔相変わりましたし。
この子は、上唇を少し上げた程度だったので、
職員さんに「これ牙むいてるんですか?」って訊いたくらい。
(人間で言うと、よくおじいちゃんが入れ歯がはずれて、
カポッ!て感じになりますよね?そんな感じ。)
・・・こんな感じで牙をむき、うなるとのことでした。
うなってる声は聞こえなかったけど・・・。
職員さん曰く、
「この距離で牙をむくんだから、近寄れば噛まれますよ。
だから、側へ寄れないんです。
首輪つけれないと、まず飼うのは無理!」って。
これがほんとに牙をむいてるのなら・・・・・・・
・・・・・この子になにがあったんでしょうね?
もともとのノラちゃんじゃないと思う、
ノラにこんな高齢は居ない、とのことでした。
だったらやっぱり飼い犬??
首輪もしてないし、保護されたのは雨の日、
川(浅瀬?)にはまりこんでいたのを捕獲したそうです。
高齢だから捨てた?やっぱりそうなのかな?
いずれにせよ、
このままの状態だと譲渡は無理とのことでした。
ここのセンターは、設備が整うまで(去年の夏以前)は、
飼い主以外は引き出しができず、
お迎えがなければ、譲渡希望者が居ても、
殺処分していたんですが、
今は、病気・高齢でも譲渡をするって方向に変わっていったそうです。
その点は、わたしも感謝の意を伝え、
某センター(ここのセンターではない)で、
看取るために引き出したミントちゃんのことを挙げて、
体力も回復し幸せに暮らしてます、と多いにアピールしてきました。
高齢・病気でも、センターから出たら元気になって普通に生活できますもんね。
あとは、なんとかこの老犬ちゃんが、
職員さんに慣れて【牙をむかなく】なってくれれば。
判定は25日だそうです。
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2013年11月26日 『報告。。。』
先日からの老犬ちゃんの件で、
報告です。
○○○○○○さんのブログで、
もうご存知の方も多いと思いますが、
……本日、殺処分されました…。
悲しい話なんで、
報告ももうやめておこうって
思ったりもしたんですがね。
わたしが窓口になって、
里親希望の方とも
お話させてもらってたんですが、
センターを前に、
力及ばず、でした…。
地域のボランティアさんも、
3時間にもわたる説得に
あたってくださったんですが、
センターが首を縦に振ることは
ありませんでした。
牙をむく、うなる、
たしかに攻撃性があると取られても
仕方ないんだろうけど。
自分の身を守るために、
そんな行動をしてたと思うんですよ。
写真見たら、
かなり怖がってるような感じがしました。
実際見ても、
写真よりは落ち着いてたけど、
でもやっぱり檻の奥で震えてたんですよね。
センターは少しでも牙を見せたら、
殺処分と決めてるのかもしれません。
所長さんが言うには、
飼い主さんが噛まれて血だらけになって、
それでもかまわない、って言っても、
ほかの人も噛むかもしれない、
それが怖いって。
ほかのセンターでは、
噛み犬を譲渡するところもあると聞きます。
基準が、自治体によってまちまちですが…。
譲渡希望者が居て、
その人が、
牙をむいても、
うなってもかまわない、
って言ってるのに譲渡しないって、
ここのセンターに限らずどうなのかなあ??
しかも、中型老犬で弱々しい子、
噛むことを恐れて譲渡しないって…。
センターの気持ちも
わからないではないけれど。
助けたかった…。
力及ばずで申し訳ない。
老犬ちゃん、ごめん。
みなさん、ご心配かけてすみませんでした。
老犬ちゃんの冥福を祈ります。
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以上です。
ここのセンターはね、ほんと変わったんですよ。
去年の夏ごろまでは、
収容された犬猫は飼い主以外には譲渡しないで殺す、
ってところだったんだけど、
設備が整い、ちょっとずつ職員さんの意識も変わってきたのか、
できるだけ譲渡するって方向になってきてるんです。
譲渡審査も厳しいって言われてるけど、
・・・・・・・・・(確かに厳しいのかもしれません。)
審査に落ちた犬でも、
希望があれば譲渡するってことを、
職員さんはおっしゃってました。
ただ、今のところ攻撃性のある子だけは・・・。
今回の子は、攻撃性があると認められて、
殺処分になってしまいました。
残念だし、悲しいことです。
センター自体、譲渡の歴史が浅く(去年からなので)、
今は手探りの状態なのかもしれません。
もしかすると、数年先には、
ほかのセンター(全部ではありませんが)のように
噛み犬も譲渡してくれるようになるかもれません・・・
わかりませんが。
今回のこと、センターの対応だけに、
目が行ってしまいそうになりがちですが、
なんと言っても、一番悪いのは、
この子を捨てた飼い主です。
高齢だから、病気だから、噛むから、
こんな理由で捨てるバカが、
世の中には山ほど居ます。
そんな人が普通に何食わぬ顔して暮らしてるんですよね。
もしかすると、表向きには『いい人』って言われてる人かもしれません。
そういう人たちの意識を変えるのは、並大抵のことではないと思います。
でも、日本人って、右にならえ、とか、長いものには巻かれろ、って言葉があるように、
多数のもの、勢力の強いものには弱いので、
世間の常識が、『動物の終生飼養はあたりまえ』、
『弱いものイジメはいけないこと』(←これ言われてるけど実践されてないですよね)
って変わっていけば、
こんな悲劇が起こることはなくなると思うんです。
今回の老犬ちゃんのことは、
何度も言いますが、ほんとに残念で悲しいことですが、
このことを心に刻んで、
今、自分の身の回りに同じようなこと
(犬に限らず弱者に対して)が起こってないか、
今一度考えていただけたら幸いです。