おひさしぶりです。悠里*ゆうり*です。
ずいぶん記事更新を怠ってしまいました。(汗
コメントのお返事もためたままで申し訳ありませんでした。
本日、お返事させていただきました。ご確認くださいませ。
今日は、転載記事ではなく、
先日8月13日に行ってきました、
神戸市動物管理センターの訪問記を書かせていただきます。
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2013年8月13日(火曜日) 晴れ
訪問者 : 動物愛護の活動で知られるケイさん 、
viviちゃん 、大阪市のTさん、悠里の計4人で行ってきました。
住所 : 神戸市北区山田町下谷上字中一里山14-1
施設内を見せていただき、
職員さんたち(所長のTさん・獣医師のYさん)のお話を聞かせていただきました。
13時過ぎ~16時半くらいまで施設内の案内、
センターの業務・殺処分について・
CCクロとの関係・これからどうあるべきか・広報活動について等々、
丁寧に説明・質問に回答してくださいました。
悪名高い神戸市動管だけど、
個人的には所長さんも獣医師のYさんもいい人みたいです。
ただ、犬猫のことを一番に考えてるのではなく、
人間さま第一、世間の人の評価が怖い、っていうような印象を受けました。
当時が、『殺処分施設』だったので、
収容するとか保護するとかいうような施設ではなかったということです。
ここは、収容棟の2階。
大犬房が6、中犬房が5の計11房。↓
1~6までの大犬房に、この日は1頭、雑種犬が入っていました。
Y獣医師が「かわいそうなのであまり見ないようにしましょう」と
おっしゃってましたが、
あとで聞いた話によると、
その子は、警察からの移送の子で、
警察官を咬んでしまったということなのでした。
咬む以外にも、食事のときうなる等攻撃性があるとのこと、
もうこれで殺処分なのだと思います。
だから、Y獣医師はそう言ったんだと・・・。
あとは、飼い主さんしか引き出せません。
隣の中犬房にも1頭収容されていました。↓
黒い雑種犬、かな。
この子は、たしか飼い主さんが入院するからってことで
引き取りだったかと思います。
大切に飼われていたようで、
室内飼い、フィラリア予防もされていて、
避妊手術も終わっているということでした。
飼い主さん、意識の高い人だったと思いますが、なぜ・・・。
でも、Y獣医師曰く、
この子はたぶん譲渡に回るだろうということでした。
猫の収容箱。↓
この猫の箱は、
負傷猫・所有者不明の猫を入れるためのものです。
この箱で、3日間収容され、
飼い主が見つからなければ殺処分になります。(4日目に)
基本、飼い主持ち込みの猫は持ち込まれると即日殺処分です・・・。
運がよければ譲渡にまわることもあるそうですが。
これはこのセンターでは奇跡に近い!
犬房に話を戻します。
さっきの犬房の後ろを処分箱が通るようになっていて、
檻から箱のほうへ追い込まれ、
スリーピングボックス(ドリームボックスではないらしい)と呼ばれる
殺処分機に入れられるとのことです。
これは写真撮影NGでした。
スリーピングボックス、大と中小型のふたつありました。
そして、処分された犬猫は、箱の底面が開き、
そこから、下の箱に落とされるわけです。↓
この箱は焼却炉に続きます。
処分機から焼却炉へと続くレール。
この上を走ります。↓
これが、焼却炉です。
ふたつあります。↓
この炉は、
たとえば道ばたで死んでいた動物を焼くのにも使われるんだそうです。
道ばたで死んでいる動物は、
一般ゴミと一緒に焼かれるんじゃないかって、
思いがちですが、そうではなく、
回収した衛生局からこちらのセンターへ移送され、
ここで荼毘にふされるそうです。
今回、センターを訪問するにあたって、
企画のviviさんが、あらかじめ、
いくつかの質問をセンター側に送っておられました。
その中で、一部抜粋して載せますね。
Q.譲渡対象となる動物の選定方法は?
A.まず外見判断(攻撃性がないか、老齢でないか、見るからに病気でないか等)
⇒第1次選定(獣医師・CCクロ等により選定基準に基づいて)
⇒検疫(異常があれば処置、ワクチン、駆虫、検査)
⇒第2次選定(獣医師・CCクロ等により、健康状況・行動評価)
⇒成犬・成猫のみ避妊・去勢手術実施、しつけ等
⇒譲渡
Q.譲渡を促進するために行われていることは?
A.ワンニャン譲渡会
(譲渡対象となる犬猫の審査は厳しいですが、
譲り受ける側も審査は厳しそうです。
兵庫県内に住んでいることが条件なのですが、
必ず自宅訪問を実施するそうです。)
Q.動物を引き取る前におこなっている対策は?
A.引き取れば、殺処分になることもあると説明している。
(殺処分のビデオを見せる等はやっていないとのこと)
Q.昨年8月から猫の譲渡が始まったがそれまではなぜなかったのか?
A.感染症、ストレス等の問題以外に飼育施設がなかったことも理由。
(現在は、建物の一部をほんの少し改築して猫部屋にしている)
Q.CCクロとの関係は?
A.給餌・吸水、飼育施設の清掃、
しつけ、散歩等をCCクロが請け負う委託契約。
1日10,000円の365日の計算。
譲渡か殺処分かの判断をCCクロ独断でやっているわけではないとのこと。
行政・CCクロ・第三者(訓練士・インストラクター等)の総合的な判断。
そして、神戸市は団体譲渡をしていない、
個人ボラも入っていないと聞いていたのですが、
個人ボラは、そのとおり入ってません。
団体譲渡は以下の4団体に行なっているとのこと。
①神戸市内のとある動物病院 ②西宮のペッツフォージャパンという団体
③日本犬系の子犬引き取りの東京の団体
④見取りの団体である神戸ナナ・プロジェクト
これはあまり知られていないですよね。
団体登録の審査基準が厳しいのかも・・・。
あまりよくわからないので、
今日またセンターに電話して、
団体登録の申請書一式を送ってもらうようお願いしました。
この件はまた報告しますね。
基本的に、収容の段階で問題のある子は、
犬は5業務日(土日祝は数えない)満了後の6日目に、
猫は成猫の場合3業務日満了後の4日目に、
殺処分になります。(乳飲み子は即日殺処分されることが多い)
この日、センターに行くのに乗せていただいたアニマルライツカー。
かなり、目立ちます。(汗
わたしがいつもカバンにつけてるバッジ。
ストップ!殺処分!!
ペットショップで買わないで、
保健所・センターで今にも消えようとしている命を迎えてあげてください。
保健所・センターの殺処分ゼロ!とがんばってみても、
入口である生体販売、飼育放棄・遺棄、
ノラ猫(一部飼い猫)の無制限繁殖がなくならない限り、
無駄に消されるかわいそうな命は減りません。
みんなで今一度、考え直す時期に来ているのではないでしょうか。
みなさんも、お住まいの地域の
保健所・センターへ見学・お話を伺いに行かれることをおすすめします。