たまさかですニコニコ



「感謝を知らない女」



これは過去の私が、母に言われ続けていた言葉です。


若い頃からよく「感謝ばせんか」「感謝ば知らん女」と母に言われていました。


「ありがとう」という言葉は言っていたけれど、言葉では足らなかったのでしょうね。


うん。


多分心がこもってなかったのでしょう。



ホ・オポノポノを始めるまで、


私はちゃんとありがとうと感謝の言葉を言っている。


お礼の言葉を伝えてる。


そう思っていました。



こんなにちゃんとお礼の言葉を言ってるのに、なぜお母さんは、いつもいつも私を「感謝を知らない女」と呼ぶのだろう。


お母さんこそ、感謝感謝と口にするけれど何かをしても「ありがとう」と言われた記憶がないよ!



そんなふうに心の中で思っていました。




けれど「ホ・オポノポノ」を始めてから、


これが感謝なの?


これこそが感謝の気持ちなの?


と思い知るようになりました。



初めてホ・オポノポノを唱えた翌朝、それまでと全く違った目覚めを体験しました。



いつも目覚めた時から疲れていて


「あぁ、また一日が始まった。


頑張らなくちゃ。」


と、こんなふうでした。



それがあの朝は、目覚める直前に目の中に清々しい緑の景色が広がり、明るい日差しに道端の草が朝露に濡れて光って見えました。


キラキラした気持ちのいい緑の中を歩きたい。


そう思って目覚めると、いつものような体の重さがなかったのです。


不思議だなあと思いました。



ホ・オポノポノのクリーニングの言葉は


ありがとう


ごめんなさい


許してください


愛しています


この四つの言葉を繰り返し唱えます。



ずっと唱え続けていたら、24時間エンドレスで勝手に頭の中で自動再生されるようになりました。


家事をしていても仕事をしていても、人の話を聞いていても、夜夢を見ていても…。


頭の右上あたりから、勝手に聞こえてきます。 


特に寝ている時夢を見ている時は、はっきりとクリーニングの言葉がエンドレスで聞こえていました。


目覚めてから、私眠ってたのかなぁ?


おかしいなぁ。


と思っていました。



そのうちに日常生活の何気ないふとしたふれあいの中で、自然に


「ありがとう」


「ありがとうございます」


と口から出るようになりました。



職場で人間関係の悩みを持っていたけれど、仕事中のちょっとした声かけの中で


「ありがとう」


と口から出ると、いつも嫌がらせをしていた人が、ちょっとたじろぐような、不思議な「間」ができて次第にきついことを言われなくなりました。



あれっ?


私、もしかしたら「ありがとう」が言えない人だったのかなぁ?


そんなことを考えたりしました。



クリーニングの言葉の中に


「愛しています」


という言葉がありますが、私はそれまで「愛しています」という言葉を言ってこなかったことにも気づきました。


一度目の結婚生活で、夫に


「愛してる?」


「愛してるって言って。」


とよく言われていました。



その時の私は、


「なんでそんなことわざわざ言わせるんだろう。」


と思っていましたし、なんとなく照れ臭くて言葉にできませんでした。



一方「ごめんなさい」は、口癖かというほど連発していました。


人に話しかける時も「ごめんなさい」が始めのひとことになっていたように記憶しています。



若い頃八年勤めた銀行をやめて、五島市から北九州市に引っ越しました。


引っ越して間も無く税理士事務所に勤めたのですが、ある時所長に注意を受けました。


「君は何も悪いことをしていないのに、なぜいつも『ごめんなさい』と言うの。


悪い癖だよ。やめなさい。」


そう言われて、初めて自分の口癖に気づいたのです。


謝罪としての『ごめんなさい』ではなく、


ちょっとすみません


みたいな感覚だったのだと思います。





そんな感情表現やコミュニケーションが苦手だった私が、自然に人と会話できるようになったのは、ホ・オポノポノのおかげだと思っています。



ホ・オポノポノを続けて2年が過ぎた頃、佐世保から博多へ引っ越してきました。


住んだのは中洲でした。


夜ただ街中を歩いているだけで感謝の気持ちが溢れて、中洲の夜の賑わいの中で両手を天に向けて


「ありがとうございます!」


と叫ぶことが何度かありました。


言わずにはいられないくらいの感謝が胸の内から溢れていたのです。


けれどそこは夜の中洲。


酔っ払いもたくさんいますから、私の行動は特に気にならない。



私が「ありがとうございます!」と叫ぶと同時に、たくさんの光(霊)がバババーっと天に上るのが見えていました。



その時、やっと気づいたんですよね。


私は本当に「感謝」を知らない女だったのかもしれないと。



感謝は意識的にするものではなく、自然に溢れてくるものだと、その時初めて分かったんです。



ホ・オポノポノをたくさんの方にお勧めしてきました。


ずっと唱えていると、


「朝目覚めた時から感謝が勝手に溢れてきます」


「朝の光や蛇口をひねると水が出てくることさえ感謝感謝です。」


などと、何人もの方からご報告を受けました。



ホ・オポノポノを卒業しようと思っていたけれど、私の中に染み付いています。


わざわざ卒業することもないのだけれど、


「新しい何か」


を求めているのです。




昨日、あることが頭に浮かびました。


誰もやっていないこと。


やってみよう。


試してみよう。


今日から始めよう。


そう思っています。



魂栄