たまさかですニコニコ




阿蘇のことを書いたら、当時の出来事を次々と思い出しました。



阿蘇に行った後、ある方に真言宗のお坊さんを紹介していただきました。


「とにかくお経がすごいのよ。」


そんな言葉で、紹介されたように記憶しています。




お寺の場所を教えられて、一人で向かいました。


その日はお経を聞くというよりも、ご挨拶程度。


お寺の名前には「龍」の文字が含まれていました。


本殿の中心には、綺麗な龍の像がありました。




お寺の横の駐車場や敷地内は、草ぼうぼうで裏手の竹林も枯れた竹や倒れたものが、被さるように敷地を覆っていました。



その様子を眺めていたら、私の胸の辺りから


「ご奉仕しなさい」


という声が聞こえて、自分から草払いを申し出ました。



時間のある午前中、数日間草払いのためだけにお寺へ通いました。


最終日、お寺の裏手を払っていると、そこに龍の水場のような設備がありました。


私の頭よりも高い位置に龍の顔のオブジェ?(表現が難しいです)があり、龍の口から水が流れてくるような作りになっていました。


使用されておらず、枯葉や枯れ木が溜まっていました。



お坊さんに尋ねたところ、空いたお寺を買い取ったので、これからお寺の外を整えるとのことでした。


京都から立派な仏像も運ばれてくる予定とのことでした。



私の内なる声は、この日「終わり」と言いましたので、そこで作業を終えました。




ちょうどその頃、母方の祖母とんばっぱから受け継いだ「観音様」をこのままお祭りすべきか、手放すべきか迷いが生じていました。



今思えば自然な流れなのですが、その時は自分の気持ちが不思議でした。



私は観音様を手放すことに決めて、お坊さんに魂抜きを依頼しました。



魂抜きの時、お経をいただきました。

 



凄いかどうかわかりませんでした。



過去にお二人のお坊さんに出会い、本当に体の細胞まで染みるようなお経を体験していましたが、それとはまた違う感じがしました。



観音様を手放すために、一旦観音様から魂を抜き、さらにもう一度魂を本当に還すための儀式が必要とのことでした。



魂抜きをしてもらったら、なんだか「これでいい」という気がしてきました。



そんな中、滝行のお誘いを受けました。


早朝暗いうちから行場へ向かいました。


自宅から1時間ほど車を走らせました。



滝の近くの寺で着替え、行場へ向かいました。


私の他の参加者は、もう何年も月に一度通い続けているとのことでした。


私は初めてでしたので、みなさんが順番に滝に打たれる様子を見ていました。


行着姿で裸足で水場に立っていました。



するとだんだんと足元が温かくなってきました。


自分の番になる頃には体も温かくなりました。



いよいよ私の番が来て、滝に打たれながらお経を唱えます。


滝の水は冷たさは感じませんでした。


けれどかなり強い水圧を感じました。


しっかり胎に力を入れてお経を唱えました。


とても気持ちが良かったです。



終わってからお寺のお掃除を皆さんとやって解散となりました。


後日、お坊さんにお礼を言って、


「滝行は冷たくないのですね。


水に打たれる前に、だんだんと足元から体まで温かくなりました。


初めての体験でしたが、不思議でしたね。」


と話すと


「行着を返してください。」


と言われて、二度とお誘いを受けることはありませんでした。



何か無作法をしたのでしょうか?


私は鈍いのでわかりませんでした。



けれどそのお坊さんとはすぐにご縁が切れることになりました。



観音様から一度魂を抜いてもらい、その魂を(すみません。よく理解していません。)本当に還す?ための儀式。


私の内なる声は「しなくとも良い」と言っていました。



お坊さんに話すと、大変お怒りになられました。


「私は魂抜きを命懸けでやっているのに、こんな中途半端なことをしてはいけない!」


怒りを買ってもなお私の気持ちは変わりませんでした。



結局、二度とお坊さんに会うことはありませんでした。




その後、観音像は篠栗の南蔵院にお焚き上げに預けました。


その数日後、今度は「神棚を祀れ」と指示が来たのでした。



観音像の中にいた魂は、魂栄ちゃんだったと思います。


幼い頃から、ずっと側で見守り助けてくれました。


お坊さんとのご縁は、魂栄ちゃんを仏像から解放するためのご縁だったのかもしれません。




また改めて観音像にまつわるお話を書きたいと思います。


全部書くと、ものすごーく長くなってしまいますから。


魂栄ちゃんとは数年前に繋がったようで、実はずっと前から側にいてくれたのでした。


ハイヤーセルフですものね。



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