フルフォードレポート【日本語版】2024.5.20

「戦後体制」の崩壊と「多極世界秩序」の確立

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≪2024/05/20 VOL751≫

http://benjaminfulford.jp/

長きに渡り続いた世界権力紛争の決着に向けて、先週あたりから事態が大きく動き始めた。現在は「戦後の国際体制」と「これから始まる新体制」の狭間に生じた空位期間のただ中にある。早ければ今年の秋頃から来年にかけて、様々な発表および変化が見られるはずだ。

その際には、まず世界の軍や当局が国際法の下に置かれ、その後に多くの要人たちが戦犯裁判で法の裁きを受けることになる。それが終われば 新しい国際機関が設置され、国連の仕組みも刷新される。その後は、新時代に向けた様々な大規模プロジェクトが次々と開始されていくことになるだろう。それにはジュビリー(徳政令+農地改革)や地球改善事業も含まれる。その準備が整うまで、既存の世界体制は空転しながら徐々に崩壊へと突き進んでいく。

 

【 プーチンの訪中 】

これらのことを念頭に置いて、今の世界の動きを見ていこう。
まず、先週中に起きた最大のニュースはロシアのプーチン大統領の訪中だろう。
勿論、今の“プーチン”はアバター(影武者)に過ぎないのだが、5月7日に行われた通算5期目の大統領就任式が行われた後、すぐに中国を訪れたというのは 両国間の「相互依存の高まり」と「友好関係の強化」を示している。
https://tass.com/pressreview/1789465

 

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