たまごですヒヨコ


出産レポ①の続きです。





夫や家族とLINEを続けることができなくなったのが13時過ぎ。


ここからの先の記憶が曖昧です。







陣痛の波が来ると、
ひたすらあぐらで耐える。

痛すぎて、目の前のテーブルを殴りたくなる。

殴らなかったですけどぶー

痛みを耐えるために何かを掴みたい衝動に駆られ、
持参のハンドタオルを握りしめてたかな。

痛い〜〜〜と、うめく。
とにかく腰が痛い。



陣痛ってお腹が痛いと思ってました。
腰がこんなに痛いんですね。



助産師さんが、
湯たんぽを持ってきてくれる。

それを腰に当てると少し楽に。



LDR室では、ベッドにいようがソファやアクティブチェアにいようが自由とのことでしたが、
結局お腹につけてるモニターと点滴で動きが制限されて、不自由でした。
でも、ベッドの上でじっとしてる方が、私の場合結果楽だったような気がします。

頻繁に尿意があるため、
その度にモニターを外してもらい点滴を引いてトイレに行きました。




15:00 間食(6回食のため)
お決まりの食パンとジャムとヨーグルト。

もはや、口の中の水分持ってかれそうな食パンなんてもってのほか、という気持ち。

助産師さんが、もし食べれたら食べてと、
食パンにジャムを塗ってくれる。

ヨーグルトだけはなんとか食べて、
食パンはひと口だけかじる。



このあとからさらに陣痛の痛みがレベルUP。



あぐらで痛みに耐えることに疲れて、

横になってみるものの、

横になると痛みを逃せなくてまたあぐら。


あぐらで腰をひたすらさする。
腰が割れそうに痛い!!
さすりすぎて摩擦で火傷しそうな位さすり続ける。
さすり続ける腕も疲れる。



助産師さんに、

もう疲れた…

と言い、

横になる。




またさらに陣痛の痛みパワーアップ。


横になりながら、
ベッド柵を握りしめて、


叫ぶ。



叫びたくなかったけど、
もうどうしようもない。

ベッド柵もこれでもかというくらい握りしめて、

痛ぁぁぁぁい〜〜〜〜!!!!

と、金切り声になってしまう。


富士急のFUJIYAMAの急降下するところくらいの声量で叫んだと思う。

まさに経験したことのない痛み。



目は開けていることができなくて、
ぎゅぅ〜っと瞑ってしまい、
顔も歪んで酷かったと思う。

私はこの姿は夫に見られたくなかったので、立ち合いじゃなくて良かったと思いました。


でも、叫んでる時、
叫ぶことに恥ずかしさはあって、
こんな痛いなかでも叫んでる自分を客観的に見てる自分もいた。


助産師さんがいるときは、
腰を強くさすってくれた。

助産師さんがいなくなる時間もあって、
ひたすら1人で腰をさすりながら叫びながら耐える。

1人にしないでぇ〜って言いたかったけど、
痛すぎて言葉を発することができない。


痛くてもネガティブな言葉は口にしないって決めてたのに、そんなの無理で、

痛い、
もう無理、
もうダメ、
耐えられない、

など口から出てしまう。



助産師さんから、

息を長く吐いて!!
赤ちゃんに酸素が行かなくなる!!

と何度も注意される。



呼吸法なんてとんでもない。

早い呼吸になっちゃうし、
ソフロロジーて、なんだっけ??
瞑想??
いやいや無理無理無理!!


なんとか、

ふぅ〜〜〜っ、
ふぅ〜〜〜っ、

と息を吐く。

ふぅ〜っと声を出すと少しは強制的に息を吐けた。




でも全然うまく呼吸できなくて、
激痛に耐えて叫び続ける。




もうなりふり構ってられない位痛くて叫んでたら、
赤ちゃん心拍下がったと言って、
急に周りがバタバタし始める。

私はもうどうすることもできないくらい痛い。


四つん這いにさせられる。

それでも心拍戻らない。


うさぎ赤ちゃん少し元気なくなってきちゃったから先生呼ぶね!!!!



多分16:00位?

先生が診察に来た。


四つん這いからまた仰向けに体勢変えるのが、
痛すぎて四苦八苦。



この時点で子宮口まだ4.5㎝チーン

赤ちゃんの位置プラマイ0とか言ってたかな?
それまではマイナスだった。

またグリグリされた。

もはやグリグリの痛みはどうでもいい。



周りの空気が不穏。


先生があと2人来た。


代わる代わる内診。

みんなにグリグリされる。


赤ちゃん元気ない。



緊急帝王切開準備!!

の声がかかる。


酸素マスクつけられる。

ちゃんと息して!!と言われる。



心電図をつけられて、
採血もされる。


先生から説明と、大量の同意書。


猫へその緒が首に巻いちゃってて元気なくなってるから、このままいったら緊急帝王切開になりますが、いいですか??

ヒヨコ赤ちゃんが助かるなら1番いい方法にしてください。痛い痛い痛い!!なんならもう切って出してもらいたいです!!

猫出来るなら下から産みたいからね、まだ様子見るからね。帝王切開できる準備だけはしておくからね。同意書にサインしてね。
今から水分とるの禁止ね。


多分8枚くらいサインした。
痛みの中でサインの字はぐちゃぐちゃだったと思う。



先生3人と助産師さん5人くらいがLDR室に詰めかけてて、私のお産をどう進めるかを話し合ってる。


どうする?
子宮口まだ4.5㎝だもんね。
どこが痛いって?
腰が痛いって。
頭の向きは?
まだ斜めです。
でも少しずつは進んでるんだよね。
あ、赤ちゃん回復してきた??
行けるかな。
うーーん。


そんな話し合いが聞こえてる。
先生たち、決めかねて迷ってる。
下から産むのはもう難しいかもね…という空気が漂っているのは感じた。




そこからまたさらに陣痛に耐え、
17:00先生達集結。

猫もう1回診てみようか


と言って、また3人の先生に代わる代わる内診される。

陣痛の波が来たときに、
子宮口を確認する。


猫赤ちゃん心拍は戻ってるね。元気だね。たまごさん、赤ちゃん元気ですよ!!
子宮口は…、
あれ!!一気に開いてる!!7㎝!!
破水がまだだねー…
卵膜破けるかな〜(グリグリグリグリ)



3人目の先生が破水させようとグリグリすると、
生暖かい水が漏れる感覚。



猫このタイミングで破水…



↑どういう意味だったか分かりません。




また先生達が何か話し合った後に、

経膣で産めそうと判断したもよう。




3人の先生が揃って私に向かって説明&激励。

猫たまごさん!!聞いて!!
お産進んでる!!赤ちゃんも元気だよ!!
下から産めるよ!!頑張ろう!!


ヒヨコ今日生まれるんですか?


猫うん、このままお産続けるよ!!
今日産めるのは確実だよ!!
念のため、帝王切開の可能性もあるから準備だけはしておくからね。
赤ちゃんは大丈夫だから、頑張ろう!!



力強く説明&激励され、

私なんの涙か分からないけど号泣。



まだここから何時間も陣痛に耐えるのかという気持ちと、
下から産まれるという喜びと未知の痛さへの不安と、
緊急帝王切開ってどうなっちゃうの、っていう怖さと…


私が声を上げて泣くのを見て、

猫そうだよねそうだよね、不安だったよね。大丈夫だから!!今日産まれるよ!!



うさぎ最後のトイレに行こうね。
立って歩けば赤ちゃんも降りてきてきやすいから。



激痛の中、トイレまで歩く。

ここでトイレから出るときに、
トリンドル伶奈ちゃん似の助産師さんが、

うさぎわたしここで夜の担当にバトンタッチだから。たまごさんもう少しだから頑張ってね!!

と挨拶されるも、何も言葉を返す余裕がない。




トイレから戻り、

今日産めるよ、と聞いて、
痛みで何も考えられない中、
夫と家族にだけは今日産まれることを伝えなきゃと思って、

スマホ取ってくださいと助産師さんに頼み、
自分でLINEした。


この一言だけをなんとか打った。


もしかしたら今日も促進剤打ち切って、
明日から仕切り直しという可能性もあったから、
産まれるということをなんとしても伝えなきゃという一心で。




叫びつつ、柵を握りしめつつ、
陣痛を耐えていると、


ふっ…と、


痛みが楽になる瞬間が。


あれっ??


と思って横たわっていると、



今度はいきみ感が!!



いきみ感どんどん強まってくる。



横たわりながら手で肛門を押さえる。



それでは足りなくなってきて、
ベッドの上で膝で座って、かかとを肛門に押し付ける。

テニスボールを手で押し付けるのは力が入りきらなくて、かかとで押さえるのが1番いいんだけど、
その姿勢がまた辛い。

いきみ感とともに、
また激しい腰の痛み。

さっきよりも腰のずっと下の方、尾てい骨の方が痛い。

膝立ち、かかとで肛門の姿勢のまま、
自分で激しく腰の下の方をさする。

(この時さすりすぎて、腰の皮が摩擦で擦りむけてしました。それくらい激しくさすってました)



ずっとベッドに居たけど、
姿勢が辛くなって、
アクティブチェアを試したくなりベッドを降りる。

画像ネットからお借りしました。



アクティブチェアに降りると、
湯たんぽがない分寒く感じ、痛みを逃せない感じ。
テニスボールを使う。

アクティブチェアに座ると、
お腹につけてるモニターが反応しなくなって、
何回もアラーム鳴ってしまいその度に助産師さんがモニター付け直しに来ることになるので、
お産に集中出来ず…

結果、すぐベッドに戻りました。


いきみ前半は、
こういうことか〜って逃せてましたが、

後半は押さえても押さえても足りなくて、



ヒヨコダメ〜〜〜!!!!
出ちゃう出ちゃうよーーーー!!!!



と何度も叫んでました。



うさぎまだ出ないから大丈夫。


と何度も返されタラー



ヒヨコダメ〜〜〜!!!!
いきみたい!!!!



うさぎ子宮口全開になるまで我慢して。今いきんだら裂けちゃうからね。




このやり取りを何度も。




ヒヨコ水飲みたいです。口の中カラカラです。



うさぎまだ水飲んじゃダメなんだ。うがいしようか。


と言って、ぶくぶくぺっ だけさせてもらい、
それだけでも口の中が潤って嬉しかったです。



赤ちゃんの心拍を拾うモニターの位置も、
すごく下の方になり、
赤ちゃんが下がってきてることを感じることができました。



さっきまでの腰の激痛で叫んでる時より、
いきみ逃しの方が幾分楽だなと思っていましたが、

後半の方は、本当我慢するのが辛いのと尾てい骨が割れそうに痛くなってました。

助産師さんは近くにいるんだけど、
ずっと何か記録を取っていて、
激しい波が来ると腰をさすったりテニスボール押し付けたりしてくれました。
でもすぐに記録取り?で背中を向けちゃうので寂しかったです。



ヒヨコダメだ、もう耐えられない!!
もういきみたいです!!!!!


と、叫ぶと、


助産師さんが、


うさぎ子宮口開いてきたのかな。内診してみるね。次の波が来たときに触ってみるからね。


ヒヨコ波来ましたーーーー!!


うさぎおしるししっかり出てるね。
9㎝開いてる。あともう少し!!



ここからまたいきみ逃し。




ヒヨコダメダメダメ!!出ちゃうよー!!
もう出ちゃいます!!いきみたいです!!!!
破水もしたかもです!!何か出ました!!


うさぎ次の波で診てみるよ。
あらっ!!全開だね!!
先生呼んでくる!!
どうしてもいきみたい時だけ、いきんでていいよ。
上向くと赤ちゃんの心拍弱まるみたい。
右向きで横向きになって。


と言ってまたしばらく1人に。



いきみ方、分からないけど…



波が来たときに、
丸まって、うんちを出すみたいにいきんでみました。



いきんでOKと言われたのは、
すごく嬉しくて、
もうすぐなのかなってドキドキしました。



続く