母の妹(私にとっての伯母)の告別式があって行ってまいりました。
86歳。
母が逝った年齢と同じ年での死去。
5年前に脳梗塞を患い、施設で過ごされていたとのこと。
とても綺麗なお顔をしてました。
人は年齢を重ねると、重力によって顔が下に引っ張られ(俗にいう垂れる)若い時とは違う顔立ちになります。
けれど。
黄泉の国に旅立つ時は、地球の重力から解放され、本来の顔立ちになるのだな、と思いました。
(長く患っていない場合、また穏やかに晩年を過ごしてきた場合など)
伯母さんは、正に後者であったのでしょう。
私もこんな風に旅立つことが出来たなら、と密かに願いました。
従姉妹にもお会いして、昔話や近況など語ることが出来ました。
天寿を全うしたような高齢の人とのその別れは、悲しみだけでなく、こんなことがなければ会う機会もなくなった親族とのうれしい再会の場となるのだな、とも思いました。
美しい顔で旅立った叔母さん。
きっと空から見下ろして、その再会の場を喜んでいたことでしょう。
どうぞ、安らかに。