子育てで、最も私が心を砕いてきた点はというと。

「とにかく食べさせること」だ。

わが家の二人は食いしん坊で、食べることが大好きなので、教育云々などよりお腹いっぱい食べさせることだけに集中していたような。

もちろん、仕事に追われていた時に出来合いのものを買ってきたことだってあるし、冬は鍋が続いたことだってある。


先日息子に
「友達と会う日にご飯作らなくていい?」
と聞いたら
「全然いいよ。一人でご飯作らなくちゃってムキになってるのはお母さんの方だから」
と言われた。

そうなのだ。
もうわが家の二人は三十路に入っていて、息子は料理が得意だし、娘はここのところヘルシー料理ブームがきていて、珍しく自分で作っていたりする。

出かける時に朝から夕飯を用意する必要がないことを知らされた。

実質母業の卒業だ。(卒母)




当然、毎日出かけるわけではないので、作る日のほうが圧倒的に多いわけだけれど、それでも作り置きをしないで出かけられるのは気が楽だ。

もっとも、子どもらの年齢では独立していたり、結婚していたりしているわけで、今までの方が不自然であったわけだけど。



さて。
たまたま今日と月曜にランチの約束が続いている。


卒母は自分の食べたいものを買ってきて食べればいい。
それも卒母の楽しみであり、特権なのだ。
(最近、外食一人ランチを楽しんでいるんだけどね、へへ)