評判となっている『涙の女王』観終わりました。




「高齢になると脳のブレーキが緩くなる」と言われていますから、何度もそれを証明する結果となりました。

一話観る中で、3回は泣きましたね。

しかしながら、余韻が残るほどにめり込むことはありませんでした。




(ここからはネタバレあり)
リアリストである私は韓ドラにありがちな
「物語りの進行を妨げないために現実離れには目をつぶって」
と思われる展開に口あんぐり状態になってしまいました。

一番驚いたのが、主人公のホン・ヘインが脳の手術をしたというのに、フサフサの黒髪ロン毛で集中治療室に横たわっているシーン。

徹底的なルッキズムを追求するお国柄、美しい主人公には坊主頭はタブーなのでしょう。

しかしながら、包帯も巻かずに横たわってるって。

「どうやって手術したん⁉︎」
とツッコミざるを得ませんでした。


美しいヘインは白い包帯を巻いたとしても、美しさには変わりはないと思うのは、私が日本人だからなのでしょうか。

むしろ、その痛々しい姿は、美しさを際立たせるような気さえしたのです。



そして、集中治療室に家族がドカドカと押しかけるシーン。

あり得ないっす。

私は最初の子どもを死産した時に、正に死線を彷徨い、すんでのところで三途の川を渡りそうになりました。

その時。
当然、親族がドカドカと入ってくることなどありませんでした。

そのかわりに沢山の点滴、何人もの医療スタッフ(10人以上)が周りを囲んでいました。

なのに。
親戚一同でドカドカ入ってくるなんて。
(手術直後のシーンではないけれど、医療スタッフが一人もいない不自然さ)



あぁ!韓ドラはこんな風に観ちゃいけないんですね。

純粋な心持ちで愛の行方を涙と共に見守る。
そう、そうでなくてはいけないんだよ、私!


すみません。
『涙の女王』のファンの方。
死線を彷徨ったり、元夫が失踪したりで、汚れてしまったんです、私の心が。


真っ直ぐな恋愛ドラマ。
美しい主人公、悪者はキチンと成敗され、いい人たちは幸せになる物語り。



正直言っちゃいます。
私にはイマイチでした。残念⤵︎



死線を彷徨ったり
元夫が失踪したりなど
ドラマよりドラマチックな半生を綴った
私の著書