事件発生から数時間後、
1985年4月21日、18時05分。
東城会系 笹井組組員・冴島大河。
警視庁神室署に出頭後、殺人容疑で逮捕。
警視庁は事件を広域指定組織・東城会と
敵対関係にあった上野誠和会の抗争に
よるものと推定。
事件への両組織上層部の関与を捜査すると
共に実行犯冴島への取り調べを開始する。
しかし冴島は完全黙秘。
また東城会と事件との直接的な関係性は
認められず、結果、警察は事件を冴島の
単独犯行によるものとして
身柄を検察へと送検する。
それから数ヵ月後……
冴島大河、二十歳。
都内飲食店で上野誠和会幹部組員18名を
殺害した罪により、『死刑』。
即日東京刑務所へと移送。服役する。
それから月日は流れ2010年3月1日…
25年もの間死刑の執行を
待ち続けた冴島に、突如、
刑務所移送の命令が下る………
不敵な笑みを浮かべて見つめる浜崎。
冴島さんはパワーでどーん。←
自分にとって嫌なことが起こると
誰かのせいにしてしまう。
自分は悪くないと思ってしまう。
でもそうじゃないんだよねぇ……
自分にも非があるんさ……
それをなかなか認められないんだよね。
特にわたし
ここまで派手に喧嘩をして
もちろん看守たちが来て……
どうなる冴島さん………