そして、お盆ですね。
TAMAGOも昨日、近くのお墓にお線香をあげてきました。
今年は、叔父の7回忌があったみたいで。
もう6年も経つのか…と。
6年前の春、母から叔父が亡くなったという留守電を聞いて、思わず
「えぇ?!」
とその場で大声でした。
信じられなかったのです。
まだ60だったのに…。
叔父は元々心臓が弱かったこと、30代の時も危なかったこと。
その後に知りました。
TAMAGOのこと応援してくれた1人でした。
知らせを聞いて本当に驚きました。
その2年前、叔父のおかげで飯田の皆さんに歌を披露することが出来ました。
有難かった。
本当に大勢の方から慕われてたんだなと感じたのは、告別式の時でした。
総勢500人以上の方々が弔問に訪れてくださったみたいで。
本当に感動的な式でした。
いつものようにニコニコした遺影。
久しぶりに会ったと思ったら、こんな形で会うなんて…。
「もっと話したかったな…」
心で呟いた。
そしたら、叔父の声がはっきり聞こえてきた瞬間がありました。
「大丈夫なTAMAGO.
TAMAGOが呼んでくれたらな、
おいちゃんいつでも飛んでくで」
叔父の声だった。
や、まさか遺体から聞こえてくるわけがない。
心に聞こえてきた。
今でも、はっきり覚えてる。
告別式が始まる前、ざわめいている会場でも。
東京から、まだ私の兄が着いてなかった時だった。
「あれ〜?ひろっくんおらんなあ」
と兄を探していたようだ。
「大丈夫。今向かっとって、もうじき着くで」
「あぁ、そう…」
と、心で会話した覚えがある。
信じられないかもしれないけど、聞こえちゃうんだからしょうがない。
と、勝手に思っている。
会場では、特別にTAMAGOの"EDEN"という歌をBGMでかけていただいた。
そして、最後に弔辞もさせていただいた。
叔父が心に話しかけてくれた事も素直に述べた。
そして弔辞の最後に、ワンフレーズ"EDEN"を歌った。
総勢500人前後の前で。
「瞳を閉じて願うものは
心の中に描いた故郷
人知れず流す涙こそ
未来(あした)に宿る希望の光
常に人は心の奥で
強く愛を求め続ける
今は誰も気付かなくても
すぐに時は来る…」
弔辞は終わった。
その後に遺影を見たら、見えた。
何がって、
叔父の涙。
ニコニコ顏の両目から、光るものがゆっくり流れていた。
私には見えた。
ビックリしたけど…
あぁ、叔父が感動している!
嬉しくて、誇らしくて、こっちも泣きそうだった。
火葬の前は、遺体の横にTAMAGOの今まで出した2枚のCDを入れてあげた。
火葬の後、骨と化してしまった叔父の…遺骨と、CDが溶けただろう場所を目に焼き付けた。
あの時、ああいう時って、よく眠れなくて寝不足のまま告別式を迎えてしまうんだけど、人の死を現実として受け入れるため頑張ってしまい、さすがに身も心も疲れた記憶がある。
お葬式って、寂しい悲しいイメージしかなかったのに、叔父の時は感動しかなかった。
あんなに素晴らしい式は初めてだった。
人は、死んだら何も無くなってしまうなんて嘘だ。
確かに、お金はあの世には持っていけないけど、心だけは持っていける。
きっと
生きてる間にどれだけ心に宝を積んだのか
どれだけの人を慕い、喜ばせ、愛せたのか。
愛は見えない。
からこそ、どんなに大きくても持っていける。
なんて大真面目な事を実感してしまった。
エデンという天国で、いーっぱいの愛を吸って生きていけたら、これ以上の幸せはないだろう。
という事で、1曲聴いてください♪
TAMAGOで、EDEN
TAMAGOシングル「キラキラ」
好評発売中!