【大人の側湾症】
先日お越しになった方は、
坐骨神経痛のような痺れが
お尻から脚に走っているという訴えで、
お越しになりました。
伺うと、
昨年秋口に
腰に激痛が走って
どうにこうにも辛かったそうで、
整形外科に受診して
側湾症が原因だと分かったそうなんです。
痛み止めを処方されても効かなくて、
医師からは
背中の骨をボルトで補正する以外治しようがない〜
と言われたそうですが、
鍼灸師の施術を週2〜3回集中的に受けて
改善したそうなんです。
で、このたびは、
坐骨神経痛的なピリピリ感。
実は、
腰痛を治してもらった鍼灸師さんが
引っ越されてしまったそうで、
代わりの鍼灸師を求めて
たまご堂に来院されたという経緯です。
側湾症は大人でも発症するのでしょうか?
調べてみたところ、
大人の側弯症は、
❶思春期特発性側弯症が進行する場合と、
❷大人になってから初めて発症する場合の
2種類があるそうです。
思春期特発性側弯症っていうのが、
学校の健康診断で見つかる側湾症。
フレア検査みたいなのをやって
発見されるという話はよく聞きます。
たまご堂でも、
そういう育ち盛りの子たちのケアや
側湾症をもつ妊婦さんのケアなどで、
側湾症の方のケアをさせて頂いたことがあったものの
大人になってから
側湾症になった!
というのは、初めてでした。
❶のタイプは、
成長期に側弯症があった人が、
大人になってから再び進行する場合。
骨格の成長が止まった後も、
側弯がゆっくりと悪化することがあるそうなんです。
特に、弯曲が大きい場合や、
思春期以降も進行が続いている場合に注意が必要とのこと。
一方、新たに発症する場合があって、
それが❷のタイプ。
加齢による背骨の変形が原因で発症する
変性側弯症。
40歳以降に多く、
腰痛や背中の痛みなどの症状が現れるとありました。
たまご堂に来院された方は、
どうやらこのタイプ。
骨粗鬆症などの
他の病気が原因となることもあるらしく、
この方の急激な腰痛は、
ちょうど閉経の時期と重なっている事もあって、
閉経後に進む骨粗鬆症が原因かも…。
ちなみに、
神経線維腫症などの疾患による側弯症もあるとかですが、
この方は違うみたい。
大人の側弯症の治療は、
痛み止めの薬や理学療法、
コルセットなどの保存療法が、
第一選択です。
それで改善がみられない場合や
進行が著しい場合に、
手術療法が行われるんだそうです。
背骨を矯正し
固定する手術だそうですが、
手術したら、前屈ができなくなるって聞いて
手術はやりたくないと思ったそうです。
大人の側弯症は、
子どもの場合と比べて発見が遅れることが多く、
進行も早い傾向があって、
背中に痛みやハリを感じたり、
姿勢が悪くなったと感じたら、
早めに医療機関を受診することが大切。
あわせて、
鍼灸など、
代替療法を組み合わせていかれると良いのは
この方の場合でも正解でした。
たまご堂での施術で、
今回の脚部のピリピリ感も緩和され、
今後も継続的にお越しになる見通しです。
整形外科的な疾患にも
鍼灸・テルミーは、有効です。
西洋医学の治療にプラスして、
生活の質をより良くしたい方、
他に良い手はないかとお探しの方、
一人で悩まず、
気軽にご相談くださいね。
ご連絡お待ちしております(^^)
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