一概に誰が悪いとは言えないよ、各々が正しいと想う道を選んだのだから。
…私、結局は最後まで様々な恋愛模様よりも皇后でもあり母親でもある彼女のことでいっぱい。
あのムッとした様な周囲を敵対している表情ときつい口調。
心の奥底にたくさんのことを抱え込んで、飾った姿は美しくも孤独の影も纏っている。
最後の在りし日のロシアを回想するような場面でイリナに笑いかけて、初めて見たとてもとても穏やかな表情を、生きている時代にすることができたらよかったのにね…
1つ1つの要因が積み重なって決定的に埋められない距離を作り上げた。
やがて爆発した感情を抑えることはできなかった。
アレクサンドラが観る度にすきになった。
暑さが残るあの日から今やすっかり寒さが深まりいよいよやってきた千秋楽。
ずーっとずーっと続いていた様な不思議な時間の感覚の中にいたのにさよならなんですね。
宝塚大劇場卒業の時には泣いて泣いて、最後に朝夏さんの笑顔に笑わせてもらっていたけど、今回本当に本当の最後まで朝夏さんがしあわせそうに笑うから、笑顔になれた。
笑顔は人を笑顔にすることができる、とは本当なんだなと思った。
お花は白いバラ。
新しい旅立ちの色。
宝塚大劇場でされていた投げキッスも、『宝塚を愛しています。皆さんも愛しています』と東京でも劇場一往復の投げキッス。
今回は『ライヴビューイングの皆さんにも』と画面越しに届く愛。
宝塚よりもオラオラしてて男らしかった。
私が知るのは16年間の内の微々たる時間。
それでも男役として舞台に立つ朝夏まなとさんを知って、そして観る機会があって本当によかったと思う。
16年間お疲れさまでした。
朝夏まなとさん。
明日はくるのか!
