瞑想が有効。
で、そのようなことを書きました。
瞑想の前に心を整えておくこと。
これがとても重要だと思います。
瞑想をしても、なかなか心が落ち着かない
他のことを考えてしまう
そんなことを聞いたことがあります。
集中ができていない、とも言えますが、強く心がとらわれていないか点検もしてみてください。
点検するべきことは、主に六大煩悩です。
「貪(とん)」・「瞋(じん)」・「癡(ち)」・「慢(まん)」・「疑(ぎ)」・「悪見(あっけん)」
そのなかでも、「貪(とん)」・「瞋(じん)」を中心に点検することをおすすめします。
「貪(とん)」とはむさぼりの心のことで、簡単に言えば過ぎた欲です。
「瞋(じん)」はかーっと怒ること。
この2つの心は特に心を波立たせ、やすらぎに満ちた心を遠ざけます。
過ぎたる欲は分かりやすいと思います。
他の人から行き過ぎだと指摘されそうな部分です。
なぜそれが欲しいのだろうか?
と自分に問いかけてみると、つまづきやすいところが見えてきます。
もし、周りの人から良く見られたい、というような気持ちがあれば、ほしいのは、その「物」ではなくて、他の人からの評価かもしれません。
欲で忘れがちなのが、自己保存欲です。
自己保身とも言えます。
自分を守りたい気持ちが、周りの人を傷つけたり、過ぎたる欲につながっていることがあります。
こうした欲をひとつひとつ手ばなすことができれば、心は穏やかになってきます。
怒りがわいてきたときには、呼吸を整え、冷静になるように心掛けましょう。
欲や怒りのコントロールが難しいと感じるのならば、「様々なことに対して感謝をする」ということからはじめては、いかがでしょうか。
自分一人でできることは少ないものだな~と気づくだけでも、心が落ち着いてくるものです。
こうして、心の波立ちを抑えることができると、インスピレーションを得るための準備が整っていくのです。