こうした時代背景の中、紀伊半島特有の地形、気候、植生

などの自然環境に根ざして育まれた多様な信仰の形態をバ

ックボーンとして、紀伊山地には、「吉野・大峯」、「熊

野三山」、「高野山」と呼ばれる顕著な三つの霊場とそれ

らを結ぶ「参詣道」が形成されていきました。