不安なオスプレイの記事があった | リチャード男爵の付録

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<東京上空を飛行中のイメージ>


★「オスプレイ性能、設計時の想定下回る」 米専門家証言

 【ワシントン共同】米海兵隊が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備予定の
垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの飛行や運搬性能が設計当初の想定を下回っており、
アフガニスタンのような高地などでの軍事作戦には不向きと米専門家が
2009年6月の下院公聴会で指摘していたことが20日分かった。

 米軍はオスプレイについて、普天間のCH46中型輸送ヘリコプターに代わる「高性能機」とアピールしているが、
大きな「弱点」も抱えていることになる。23日搬入が予定される米軍岩国基地(岩国市)の周辺住民や沖縄の不安が強まりそうだ。

 指摘したのは米国防総省系の国防分析研究所のレックス・リボロ元主任分析官。

 米軍幹部は下院公聴会で、イラクでの作戦でオスプレイが「順調」に運用されていると説明。
これに対し、リボロ氏は「それは海抜が低い場所での運用だからだ」と強く反論、
同機の性能を議員に説明した米軍幹部と激論を交わした。

 ヘリは高度などにより飛行に一定の制約を受ける。同氏によると、オスプレイはエンジン動力で回転することで
飛行に必要な揚力を得る回転翼の性能が「想定以下だった」ため、標高が高い場所での運用は限られ
「(十分な飛行性能を)発揮できない」という。

 二つのエンジンが離着陸時に停止するなどした場合、機体の落下による空気の流れを利用し、
回転翼を回して緊急着陸する「オートローテーション機能」に不備があることも同氏は指摘している。

中国新聞 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201207200135.html