お久しぶりです。
とてもくだらないことを書きますので、お忙しい方は、頭に来ると思います。
閲読ご注意でお願いしますね。



むかーし昔あるところに、テレフォンカードとか、SFメトロカードとか、
いうものがあったげな。

覚えていらっしゃいます?
今では私も、スマホとApple Watchに、遅ればせながら、お金を払うとか、
乗り物に乗せてもらうお手伝いをしてもらっていますが、
その昔は、定期入れにテレフォンカード、メトロカード、バスの定期
・・などを詰め込んで歩き回っていたのですね。


ある日、忘れもせぬ、東京駅丸の内口にあった、公衆電話コーナーにて。
緑色の公衆電話がずらーっと、20台以上も並んでいました。
私が電話をかけようと、テレフォンカードを定期入れから取り出しながら歩いて行って、
一台の公衆電話の前に止まったと思し召せ。
で、カード挿入口に自分のテレフォンカードを入れようと思ったら、
どなたかの忘れ物のカードがそこにありました。

当時私は、いろいろなカードを集めていました。
キングジム(株)制作の、カードコレクションを入れていくフォルダーに、
整理して集めていたぐらい。

そういえばあるとき、地下鉄の切符売り場で1枚のSFメトロカードを使い思ったら、
0円になったのを目敏くキャッチなさったものか、一人の少年が駆け寄ってきました。

で、

「エクスキューズミーですが、
そのカード、使い終わったなら僕にくださいませんか?」

と頼んできた。

その、いたいけな外国人少年に対し、無情にも私は、

「アイム、ベリーソーリー、私もカードを集めているので、ごめんなさい」

とお断りしたこともあるのでした。


それはともかく、自分も電話をかけたいですから、
まずそのカードを見下ろしながら、自分のカードで自分の電話を済ませました。
そのあとで、その忘れ物のカードに、まだ度数が残っているのなら遺失物係に届けるが、
使い終わって捨て行かれたものならば、いただいて、しまっても、いいかな〜と思って、
そのカードを、スロットに入れてみたのです。
そうしたら、そのカードにはびっくりするぐらいたくさん度数が残っていて、
あららこれは・・と思った途端のことです。

後ろから、

「それ、私の!」

という声と共に、手が伸びてきました。

持ち主の方が戻ってこられたのです。

私が受話器をおくと、ピーピーと言いながら出てきたカードを、
その伸びてきた手がさっと取り、
その人は来たときと同じようにさーっとその場を離れて行きました。





そのあと私は思いました。




私、絶対、猫ババしようとしている人に、見えたよね?


・・・もうその人はその場にいませんし、いたとしても、

「あの、取ろうとしたわけではありません」
(盗ろう、の字のほうが合っているかなぁ)

と、私は言えたのでしょうか。
言えなかったかなぁ。

なんかもう本当に、いたたまれませんでした。


他に、
カフェで変な人と思われた件とか、
成城郵便局前石ころ事件  とか、
都営バス01系統(新橋〜渋谷間)事件とか、トラウマなことがあるのですが、
そちらのほうは、まだ時効になっていないのもあり、
昔の出来事もありますから、頃合いを見て書こうかなと思っています。
忘れなければですが・・・

三谷幸喜さん並みに、「気まずいこと」が多いので、
三谷さんの「気まずい2人」を読むと、とても共感できます。