寝屋川市駅前は、わたしの生徒のLちゃんが下宿をやっているので、
大阪に泊まる時には使っている駅でして、
今度の中学1年生カップルの事件の報道で、テレビに映るたびに、
どきりとしてしまいます。

あの痛ましい事件があった後で、新聞記事などで読んだのは、
中高生の深夜徘徊が、普通の町の景色になっており、
大人が注意しないという。

なるほど確かにそうです。

わたしが夜11時すぎにコンビニやカラオケ店、
路上に中高生を見かけたとして、注意するかというと、したことはありません。

コンビニが街角に煌々と光を放ち、
大人も子供も雑誌の立ち読みや買い物。
用があるのかないのか、だべりながらただそこにいる。

うちの娘らも、

「あ、お母さん? コンビニでたむろしていい?」

なんて電話をしてきます。

たむろする、という言葉に、
ネガティブ・フィーリングを認識しないのでしょうかね、今の子は。

平気でそういうことを言ってきます。

私も含めてですが、いつからそうなったのか、感覚の鈍磨ってすごいなと改めて思いました。



東京に住んでいた数年前、長女がまだ中学生だったとき、
塾の終わるのが10時11時。

有名な受験の激戦地の一つであった、当時の地元では、
駅前にびっくりするぐらい塾が並び、
その終了時には車がたくさん出てきて、
交通整理の人が光る棒を振っていたりしまして、
バスで、徒歩で、暗い中を帰る小学生も普通でした。

そういうのに引っ張られて、
塾帰りか、ただたむろしているのか、わからない小学生たちの
夜遅くの歓談タイムが、見慣れた毎晩の景色になっていました。

しかたないよねという空気もあったでしょうか。

我が家の場合、男女混合で、長女の友人たちの中学生が遊びに来ると、
男子が全員を送ってくれるから大丈夫 、
という長女の言葉には取り合わず、
4、5人を連れて、近い順から全員を、お家まで徒歩で送ってはいました。

それはそれで、楽しくないこともありませんでした。

受験で大変だから、遊びに来たときぐらいたっぷり・・
という心理も確かにありました。

子供達に、あんたたちもう帰りなさい、と言うと、次々と携帯を出し
親御さんに連絡して、最大遅くて何時までいいかと交渉していましたっけ。


さて、引っ越してきたのは娘らが中1、中3というときでした。
どういう学校があるかも全く分からず、
ママ友情報も皆無になり、なんだかなぁと思いつつ
二人とも塾に通わせることになりました。

わたしが迎えに行きますので、自転車で3分という近間の塾に決めました。
幸い、塾が軒を連ねている通りの直近に住んでいるので、そういうことができたのです。

静かな住宅地で、8時を過ぎますと、もうほとんど人通りもありません。
ところどころに駐車場や農地も点在する初めての土地、
過保護でしょうが、なにかあったら、一発だよねという、夫との意見一致もありました。

校則に違反するあれや、あれや、あれは、
とりあえず、処分とかありますけれども、命には別状ありません。

ですが、帰宅時間というのは、若いもんにとっては、やっぱり大事で、
これは是非とも守ってもらわないといけない。

名古屋市の条例では、11時すぎに外にいる未成年は、
親がいたとしても、保護の対象になるそうです。
(すみません、ちゃんと確認してありませんが、たしかそう)

帰宅時間はかなりうるさく言い、
中学のときは、9時を過ぎたら家に電話をするとし、
電話があると、ショコラ君1号で迎えに行っていました。
夫は飲んでしまうことが多いので、車で迎えに行くのはあまりしません。

それが、熱田神宮の花火だ、何かのコンサートだというと、
駅と電車が大混雑し、全然帰ってこられないということもあります。

まあ、わたしが帰宅時間にはうるさいですので、
娘たちもちょこちょこメールを入れて、進行状態を知らせます。

ときには、ばーれーばーれーのアリバイや、
お友達の皆さまと力合わせて、口裏も合わせたりするのでしょうが、
要するに、あまり極端なことがなければ、
連絡さえしてあれば、まあまあ勘弁することが多いですね。

一行に男子がいると、長女も次女も、玄関先まで送ってくれます。
ま、普段から食べさせているからね、還元してくださいな。


さて、今、居間の壁に、次女の汚い字で書いた「念書」が貼ってあります。

もう壁の飾りと化して、効果は全くありませんが、
次にやらかしたとき用に、保存してあるわけです。

全文を掲載いたしましょう。

我が家の恥大祭です。


「私の門限は高校の間は基本10時半で、それを過ぎそうな場合は、
外からその時に連絡するのではなく、出かける前に許可を取ります。

そうしないで、流れで門限をすぎた場合は、次に決まっている外出をやめます。

この文章が絶対であり、遅くなった時に、後から、
《母が12時までいいといった》というようなことで、押し切ろうとしません。

基本、親と決めた門限は10時半であり、
例外がある時は事前に相談することを了解していますので、
帰ってこないでいて、そのときになって、「いやいいと言った」系のことは決して言いません。

言った場合は、私のでっちあげであります」


これはどういうことだったかというと、
ある日、誰やらの送別会があって、遅めに出かけていきました。
始まるのが8時とかいう話でしたので、10時半過ぎても仕方ないかね、
ということは、次女とも口頭で言い交わしてはありました。

で、のんびりとドラマを見ておりまして、
あらっと思うと、11時過ぎてしまっていました。

次女に電話を入れますと、

母が、12時までに帰ればいいと言った

などと言います。

日付が変わるまでには帰って来なさいと言った、

とのことですが、
出かける前に、今日は遅くなるに違いない理由を縷々述べる場合は、
布石を打ってるなー? と思いますから、

はいはい、それはそうとして門限守る。
遅くなるときは早目に連絡ね。

と念を押していますからね。

電話口で、言った言わないの押し問答になりました。

なんでも、乗換駅である駅のそばで、大人数を集めるコンサートがあり、
その帰りの人でごった返して、何本も電車を逃したそうです。

電話でごちゃごちゃ言っていられないので、
よくあることですが、iMessageに切り替えました。


うなぎのようにくねくね逃げようとする次女。
逃すまじと、商売道具の「喋り」(?)で追っかけ回すわたし。


そのときは、カッカとしていますからそうとも思いませんが、
細かい、しつこい私の性格がよく現れたやりとりが残っています。



「お母さん、お母さんの子供やってるのも大変なんだよ」
「そうだよー」

という、姉妹の名発言(数年前ですが)
が思い出され、読み返すと感慨深いものがあります。

例えば こんなことを書いています。


「次の外出、禁止な」

「はい」
「え、えーーー?」
「(;_;)」

「しかも、ただ禁止というと、
お出かけをでっちあげて、わざわざ禁止させ、
本番のおでかけは行くでしょう。
なので、あんたが、言ってきますと出かけるときになって、
はい、この回禁止、ってしようと思います」

「え、えーーー」




などと書いてあります。

怒りながらも私もよく考えています。

そんなことがありながら、
またまたなにかで、遅くなったようです。

よく見ると今度はこんなことも書いてあります。

一度外出禁止令が出たのですが、
これはどうしても、というのを、理由をたくさん言って許可を求めてきたので
ではよろしい、となった外出で、またまた遅くなったようです。




「10:30過ぎそうでも

許すというのは、

10:30以降、何時でもいい、

11時でも、11:30でも、12:00でもいい

という意味ではない。


10:30を、すぎることも、
場合によっては、許さないでもない



という意味です。



高校生で、・・・・も、・・・も、


許していますが、

この様子では、甘すぎたなと


親は思っているんですが、


その辺、感じませんか?




この前の


・・・さんの送別会も、

未成年で親掛りの高校生のあんたが、

大人に伍して、

一丁前に参加などしなくていいところ、

あえて許したのを、ちょうしwちょうしこいて、

日付が変わる前に帰ればいいとハハガユッタ、

などのようなとんちきを言いました。


いま、

○○宅泊と、

今晩を許したのを、

激しく後悔しています。

外出禁止二回です。」


だって。

激しく後悔しているそうです。
書きましたが、そうでもありません。

怒っているため、誤入力でもどんどん送ります。

怒っていると私は呂律が回らなくなりますが、
文章だと、おかしな文章、意味不明のことも送っています。

差し支えある部分を、・・・・にさせていただき、ちょっと卑怯ですが、
将来ある若者のことなので、そこはご勘弁ください。

ちなみに、外出禁止については、本人も忘れているでしょうが、
言い出した私もよく忘れます。

普段はうるさく言わないけれど
確実に賞罰を実行するのは 夫のほうです。

実際、外出を諦めたことは、一切ならずあります。


今壁に貼ってあるA4の紙一枚は、自分で書かせただけに、
少しは染み込んだかして、以来、門限はまあまあ守り、
連絡も今までよりマメにするようになりました。


深夜帰宅や一人暮らし、女性は大人になってからも、
事件に巻き込まれることがありますから、
自己コントロールできるようになってからも、十分気をつけてほしいです。

その基礎作りが今だと思っていますから、

・・・せえなぁ!

とか思われても、私は全然構いませんで、せっせとうるさく言っている最中です。

では今日はこれにて・・・







鳥ももの鍬焼き、きのこのお浸し、ナスの甘酢煮
ラーパーツァイ、ミニトマト 、アボカド、レタス 、煮卵

朝の時点で名古屋は暴風警報が出ていて、
夫と娘らは昼ごはんは家でした。
珍しくお弁当を持って、講座へ出かけた私でした。