下呂駅は小さい頃、行ってみたかった駅の一つでした。

なぜかというと地名が幼い日の自分にとって、かなり印象的なものだったからです。

小学生の時に大阪駅で写真を撮っていたある日、ディーゼル機関車が牽引する団体列車が出発していきました。そこには下呂温泉の文字が・・・。その日から下呂が頭から離れなくなってしまいました。

あの日から数十年。ようやく訪れることができました。

今回は大阪駅から特急ひだに乗車し、下呂駅まで行きました。
GWでもあり、自由席は大阪駅の時点で通路に立ち客が出ていました。
しかも通路は立ち客で埋まってしまうくらいでした。
いつもは3両編成ですが、この日は1両増結されていました。


特急ひだで大阪駅から約3時間半ようやく到着です。


駅前

温泉街の玄関口に相応しい和風な駅舎です。



地名の由来を調べると、飛騨街道に菅田駅と伴有駅(駅家)があったそうですが、駅家間に距離があったため、その中間の下留に駅家を置いたのが始まりだそうです。

元々は下留(しものとまり)だったそうです。それが、いつしか下留(げる)と音読みされるようになり、今の読み方になったそうです。

歴史があって面白いですね。




駅前のロータリーには駐車スペースもあります。また駅出入口付近にタクシー乗り場があります。




観光案内所
まずは観光案内所へ周辺の散策マップやパンフレット類を手に入れに行きました。
湯めぐり手形というのがあったので、購入しました。加盟旅館の中から3件の温泉に入れてお得でした。(入浴時間が限られている場合が多いので事前にネットでチェックをしておく事をオススメします。)




駅前商店
飛騨牛が食べれる飲食店やお土産物屋さんが駅前にあります。またバス乗り場が県道88号線を渡った所にあります。




下呂温泉モニュメント
白鷺がみつけた下呂の温泉

むかしむかし
大地が  激しくゆれて
ぴたっと湯がとまり  村の人は
そりゃあ  がっかりしたそうや
いくんちか  たって
一羽の白鷺がくる日もくる日も
同じ河原に  舞いおりたそうや
ふしぎに思った村人が
近づいていったら
白鷺は空高く  飛んでいった
そのあとにはあついあつい湯が
湧いておったそうや
白鷺は 薬師さまやったと
それから千年  下呂の温泉は
今も  こんこんと出よる

(現地説明文より)

昔話でしょうか?






改札口
列車が来る少し前から改札が始まります。観光客は特急利用者が多かったです。

岐阜駅まで普通列車で行きましたが、乗客は席が埋まる程度でした。主に地元の方が利用されていました。





駅舎内
キヨスクがあります。




駅名標


単式ホーム、島式ホーム2面3線を有する地上駅です。
当駅で列車の交換が行われない場合は1番線に列車が入線します。


駅名標の右下に天下の三名泉・下呂温泉・下呂駅温泉塔と書かれたモニュメントがあります。



(20180503)