
紀州鉄道(旧御坊臨港鉄道)は1931年に国鉄御坊駅と御坊の市街地を結ぶ鉄道として開業した歴史のある鉄道です。
全長2.7kmの日本一短いローカル私鉄で知られ、和歌山県御坊市内を走っていますが、本社は東京にあり、不動産業がメインの鉄道会社です。
御坊駅

和歌山駅7時28分発の普通御坊行に乗車し、御坊駅へは8時34分、2番のりばに到着。
今回乗車する紀州鉄道は向かい側ホームの0番のりばから9時36分発ということで乗り換え時間2分、急いで跨線橋を渡り、0番のりばへ向かいました。
紀勢本線の普通電車は後ろから2両目に乗車し、早歩きで跨線橋を渡り、8時35分には紀州鉄道の列車に乗車できました。
時刻表

運行本数は1日15本とローカル線としては多い方でしょうか。
以前はもう少し本数があったようです。
運賃の記載もありますので、乗車前に確認し、小銭を用意しておきましょう。(整理券はありません)
小銭が無い場合は車内で両替が可能です。
※2千円札、5千円札、1万円札に対応していません。
※ICカードとクレジットカードには対応していません。
【御坊駅からの運賃】
学門駅、紀伊御坊駅:大人150円(小人80円)
市役所前駅、西御坊駅:大人180円(小人90円)
0番のりば

(停車中のKR301)
駅舎側の単式ホームが切欠ホームとなっており、そこに0番のりばがあります。
0番のりばは紀州鉄道の気動車に合わせてホームが低いので、スロープが設置されています。
御坊駅出発

列車はゆっくりと動き出し、少し進むとグォォォンと気動車特有の重低音のエンジン音が床下から振動と共に伝わります。
紀勢本線と並走

しばらくは紀勢本線と並走します。
紀勢本線とは完全に分離されており、渡り線は存在しません。
御坊市の市街地へ南下


出発して約50秒後に紀勢本線とお別れして御坊市の市街地へ向けて南下します。
直線区間




御坊駅と学門駅間は第四種踏切が3箇所あります。
学門駅付近

緩やかなカーブを進むと学門駅へ到着します。
学門駅到着

御坊駅から約4分、紀州鉄道線で1番長い駅間距離1.5kmを走りました。
当駅での乗車客数は0人でした。
駅前には県立日高高校、日高中学校があります。
学生の利用は多いのでしょうか。
駅名が学問に通じることから、当駅の入場券は受験のお守りとして人気があります。
当駅は無人駅のため、入場券は隣の紀伊御坊駅で購入が可能です。
学門駅出発

乗車客がいなかったので、引続き貸切状態で進みます。
ホームの西御坊駅側の端にある祠には学問地蔵が祀られています。
学門駅⇒紀伊御坊駅


短い直線区間を進みます。
キハ600形

キハ600形(603号機)について
1960年(昭和35年) 新潟鉄工所製元大分交通耶馬渓線で活躍した車両で、同線が廃止された、1975年(昭和50年)に紀州鉄道が譲り受けた車両です。
同鉄道では、2009年(平成21年)10月に引退するまで34年間、紀州鉄道の主力としてキハ603号機と、キハ604号機の2両が活躍しました。
その後キハ603号機は原型を保ったまま紀伊御坊駅に保管され、キハ604号機は2010年(平成22年)に解体されました。
車両緒元表
車長 18,5m
車幅 2,7m
車高 3,6m
定員120名(座席76名)
機関 DMH17B
(現地説明文より)
紀伊御坊駅到着

学門駅から300mと駅間距離は短いため、約1分程で紀伊御坊駅に到着です。
簡単に計算すると時速20km弱でしょうか。
ゆっくりと列車は走ります。
紀州鉄道の唯一の有人駅で立派な駅舎のある主要駅ですが、当列車の乗車客数は0人でした。
紀伊御坊駅出発

ホームが不自然に広いのは、その昔、相対式ホーム2面2線の列車交換可能駅だったためです。
車庫

紀伊御坊駅を発車してすぐに側線が現れ、キテツ2号(休車)とKR205が見えました。

線路が1本にまとまります。
紀伊御坊駅⇒市役所前駅


紀伊御坊駅発車後に側線の分岐器を過ぎると、緩やかなカーブ区間となります。

カーブ区間が過ぎると市役所前駅まで直線区間が続きます。
市役所前駅に到着

紀伊御坊駅から600m、約1分40秒程の乗車時間で市役所前駅に到着です。
当駅も乗車客数は0人でした。
御坊市役所へは200m、徒歩3分程でアクセスできます。
周辺は住宅地が広がり、商業施設が点在、また市役所以外にも税務署や法務局の支局などの公共機関があり、官庁街となっています。
市役所前駅出発



終点の西御坊駅までは直線が続きます。
市役所前駅⇒西御坊駅


御坊市の市街地を走るので、線路の両側は事業所や民家が建ち並んでいます。
西御坊駅到着

市役所前駅から300m、約1分で西御坊駅に到着です。
乗車時間8分間の短い旅が終了しました。
結局、車内は私1人の貸切状態で終点に到着しました。
西御坊駅は駅舎がありますが、無人駅となっています。
またこの駅舎が昭和レトロ感満載でノスタルジーを感じさせてくれます。
駅周辺は住宅地や商業施設が密集して建ち並んでおり、閑散としている雰囲気はありませんでした。
西御坊駅から学問駅まで1.2kmなので、各駅を徒歩で訪問する事も可能です。
また駅舎内には寺内町散策マップが掲示されていますので、町歩きをしてみてはどうでしょうか。
車止め

車止めと車両との距離がかなり近いです。
ホーム



乗降口の箇所はホームが嵩上げされています。
ホーム幅はかなり、狭いです。
駅舎



年季の入った駅舎が紀州鉄道の歴史を感じさせてくれます。
廃線跡

現在も線路跡や踏切等が残っています。
徒歩で移動できる距離でしたので、廃線跡の散策もこの後にしました。
西御坊駅から約200m、県道188号に設置されています。駅から徒歩2〜3分です。
時刻表

平日ダイヤの運行本数は11本ありますが、和歌山工業高等専門学校が休校の日は9本となります。
また、土日祝祭日の運行本数は8本となります。
紀州鉄道が15本の運行なので、紀州鉄道は地域のために頑張っています。

紀州鉄道も運行本数は多いものの、運行間隔が空く時間もあり、帰りは路線バスで御坊駅まで向かいます。
バスはほぼ定刻にバス停に到着。
乗車したバスには乗客は5人が乗っていましたが、御坊駅に着くまでに全員下車しました。
バスでも最後は私1人だけとなりました。
運賃は220円で紀州鉄道より40円高かったです。
紀州鉄道も最近は廃線の話があります。
鉄道が好きな自分としては言いたく無いですが、仮に廃線となったとしても、並行する路線バスがある事から大きな影響は無いように感じました。
(202605)




















































