その昔。

左脚がぱんっぱんに腫れて
病院に行ったら、血栓が見つかって。
おへそのあたりから足の先までびっしり。

深部下肢静脈血栓症で即手術、
そのまま入院することに。

APS(抗リン脂質抗体症候群)と
SLE(全身性エリテマトーデス)
を抱えていることが発覚しました。

入院していた2ヶ月で休職期間は満了。
退院後も免疫と体力が皆無のせいで
働くどころか、外出も禁止。
しばらく療養生活が必要だと痛感し
泣く泣く 仕事を辞めました。

ただ、
当時の店長がすごくいい方で
休職を経て退職したあとにも
定期的にお見舞いにきては
「アルバイトでもいい。
    いつでも戻っておいで。」
そう言って下さってました。

その優しいお言葉に甘えて
退院から半年、退職から8ヶ月後
週1回・5.5時間勤務の特例枠
ショートタイムのアルバイトで
復職させていただくことに。

そこから少しずつ体力もついてきて
できることも増えてきて
週1→週2→週2と週3を隔週に
してみたりのまぁまぁ調子乗ったら
ぶっ倒れたり感染症かかったりで
半年に1回は3週間くらいの
入院→プチ療養、勤務シフト減らす
の繰り返しをしてきました。

一歩進んで二歩下がる
身を以て知る女はわたしです。

繰り返してるうち(※いい迷惑)に
半年に1回、1年に1回…1年半に…と
入院する間隔も開くようになって
体力的にも週3回なら安定して
働けるようになって。

去年あたりからは週3+αで
働いても体調は安定していて、
ついうっかり働きすぎて
扶養の調整のための休みを
もらうほどにまでになりました💪

そこで 会社もわたしも
アルバイトからショートタイム社員
への身分変更(=扶養内勤務をやめる)
を検討し始めます。

今は元気やけど、
明日はどうなるかわからない。
いつ病気が悪化するかわからないし、
いつ病気が他に悪さするかもわからない。

会社もわたしもそこがネックで
1年以上踏み切れずにいたんですが

今月人事異動のタイミングもあって
ショートタイム社員になりました👏
8時間を週4回で、働きます。

これでも 社会人のみなさまよりは
働く日数が1日少ないけれど、
自分(や当時を知る身近なひとたち)
にとっては大事件でして。

ここまでできるなんて奇跡だ!!!
なんて無茶するんだ頑張り屋さんめ!!!
と大興奮しています。

正直
難病を抱えてるとはいえ
30過ぎても親の扶養内でアルバイター
親に甘えっぱなしの半分引きこもり
そんな現状に引け目しかなかった。

フルタイム勤務ではないけれど
アルバイトではなくなって、
親の扶養から外れることができる
それがもう嬉しくて嬉しくて。

10年ぶりの社会人 再デビューです。

一人前とは言えなくても
半人前くらいにはなれたかな。