わたしの最終学歴は
「短大(幼児教育学科)卒」です。
お付き合いを始めて 未だ日が浅い頃
すきなひとのご家族に彼が訊かれたのが
人柄や職業やらの他の情報よりも先に
「どこの大学をでた人なの?」
彼がわたしの最終学歴を伝えると
「他にもっといい人がいるんじゃない?」
とイヤな顔をされ(たとのことで)、
会ったことも話したこともないけれど
交際に反対をされてきました。
わたしには持病があります。
最終学歴での交際反対には納得出来かねるけれど
持病・健康面での反対は当たり前だと思うのです。
だから
ただでさえ反対されている彼女が
難病持ちだなんて言いだせなかった、彼。
「例の彼女と結婚したいです。
でも彼女は全身性エリテマトーデス
っていう治らない病気を患ってます。」
言うよ、言うよ、言いたいんよ。
、、、これが、4年間。
いつまでも言ってくれないことは
わたしをイライラさせました。
言うって言うたやん、と。
でも、イライラすることよりも
正直「やっぱり言えへんのやなぁ」
って実感するツラさのほうが勝ってて。
言いだしにくいのはわかってる。
誰よりわたしが1番わかってる。
でも、言ってほしいのも本音。
言うよ、言うよ、言いたいんよ。
そう聞くたびに自分のハンデを実感して。
すきなひとに葛藤されればされるほど
わたしは普通じゃないって言われてるようで。
やっぱりわたしなんかとは
結婚したくないのかなってひとりで泣く。
どんどん苦しくなってるお互いのために
「来年の9月1日までに絶対に言う」
という約束をしたのです。
それが去年の9月。
3月末に腎盂腎炎でわたしが倒れました。
健康な人であれば5日ほどの抗生剤治療で
なんなら入院もせんでよかっただろう
腎盂腎炎なんですが、
SLE(全身性エリテマトーデス)のわたしは
腎盂腎炎も急激に悪化・重篤化したし、
抗生剤治療も多く・長くかかるし、
治療に使うステロイドをもとの維持量に
戻すための期間も必要になるし、
短くても2週間強の入院になってしまいます。
実際1カ月弱入院しました。
わたしの病気って、こういうこと。
随分元気にできていた今までも
彼がご家族に言いだせなかったことを
実情を久し振りに(※発症当時も交際)
目の当たりにして言えるように
なるわけがない、と思いました。
9月1日まで待つと約束してたのに
入院中にメールで別れを告げました。
そのメールに対しての返事で
実はその直前にご両親にカムアウトして
案の定反対されたことを、今度は
わたしに言いだせなかったことを知り。
わたしがツラいっていう我儘もあるけど
もう、彼をほっとさせてあげたかった。
受け入れなあかんなぁと思いつつ
まだまだ目をそらし気味だった
3か月前までのふたりの話。