久しぶりに美味しい天婦羅を頂きに行ってきました。
取り説に従い、「入り口近くの席を」 と予約したところ
ちょうど近藤さんの目の前の席へ。
つまり油の前・・熱い。
銀座☆てんぷら 近藤 【ミシュラン東京2008 一ツ星】
(←ここ)
東京都中央区銀座5-5-13 坂口ビル9F
tel 03-5568-0923
そして藤コース・・取り説通り。
クリーミーな泡立ちの生ビールを頂きました。
生ビール飲んでると、小職の右隣りに座ったお客さんは同伴出勤と言う
のかな・・あの双子美人姉妹(何故かそう呼ばれている?)の
会員制高級クラブで有名な 「ふたご屋」 のママがお座りになった。
カウンターに座る他のお客さんがチラチラとこちらを気にする視線が
じつに落ち着かない・・。
小職の左隣りに座り、お構いなしに大声で笑うゴルフ帰りの経営者グループ
が、あからさま、且つ下品に小職越しに二人を見ている・・まいったな。
同伴の紳士はバチッと涼しげな水色の麻のスーツを着こなし上品な感じ。
でもどうだい?、カウンター越しの眺めの良いお店で食事なんて、個室はダメ?
いや男としてはその優越感を周囲に誇示したいのだろうか・・。
この世代は家庭とは別に、女性とお酒を飲める空間と言うか時間というのが
必要なんだろうな・・否、回りを見渡せば世代は関係なしか・・。
このT・Sを奥さんが見たらさぞ驚くに違いないだろう・・などと二人の
痛ましい情景【a pitiful sight】?を酒の肴にしてしまった.。
近藤さんの素晴らしい揚げの妙技を眺めながら想う小職の方が痛ましかっ
たり・・。
まずはビールのおつまみ用に出してくれた海老の頭、お塩で頂く。
カリカリでいて、噛むと味噌がじわりと口中に溢れて美味しいです。
9cmサイズの車海老を さいまき海老 と言いますが、昔から
天婦羅に適していると聞き及びます。
中心が生で柔らかく、上品な甘味が広がります。
一本そのまま揚げた後、サクッと三等分に切られます。
根元は食感を楽しみ、真ん中は大地の味わい、先端は目くるめく
アスパラの甘味を堪能します。
「種も丸ごと食べられますよ」 と近藤さん。
おぉ~なるほどこれは美味しいですね。
一品目が出てから30分、なんとここでいきなり近藤さんが二つ
ある鍋のうちの一つの油を全て捨ててしまった。
ある雑誌で頻繁に油を替えることを読み聞いていたので、まさに
これかと思いました。
ひゃあ~美味しいです、天婦羅にキスは外せません。
(谷中生姜)
葉付きの谷中生姜をそのまま揚げ、お客さんに出す前に根だけ
を切って出してくれます。
これも火の入り具合が絶妙です。
ふわぁ~旨すぎっ。
これ気付かずに口に入れたら絶対吐き出してしまうくらい熱々
です。
小玉葱の甘さが口中に広がります、生ビールが旨いです。
(トウモロコシ)
藤コースにはない、トウモロコシをかき揚げにしたもの。
サクサクで甘くて美味しい~。
近藤さん、ここでまた鍋の油を替えてしまいました。
(海胆)
こちらも藤コースにはない、海胆を大葉に包んで揚げたもの。
海胆の火の通り具合が素晴らしい。
(南瓜)
季節柄、名物の さつま芋 がないので、南瓜を頂きました。
この南瓜あなどれません。
メチャクチャ甘くて美味しいです。
しかも南瓜が大きい・・お腹が・・。
かき揚げには小柱がたっぷり入ってて美味しい。
香りの良いほうじ茶で頂きます。
冷たくて美味しいです。
食事が終わると、「いかがでしたでしょうか?」 と笑顔で聞かれる。
もちろんこちらも負けずの笑顔で返す。
ご馳走様です。