「思っている事の8割は現実になるよ!」
根拠は聞かなかったが、この言葉はなぜか腑に落ちた。
夢とか大きなことを言っているのではなく、日常思っている事は行動になり、現実になるということだと理解した。それは、私がここ数年自分の考え方に対して考えている事で、その答えを言われたと認識したからだと思う。
私はよく「悩みがなさそうでいいね」とか「悩んだこととかあるの?」とか言われる。
その度に「そりゃちょっとは悩むよー」と答える
が……いやいやちょっとやそっとではない。見た目によらず「マイナス思考」でよく悩む。
他人に言われたことをいちいち気にし、心配性であれやこれやとイメージしてよく立ち止まり、動けなくなることも多かった。立ち止まる度にまた要らぬ事を考えてさらに動けなくなり、やりたかった事も出来ずにさらに後悔する事も少なくなかった。
そんな時とある方がSNSで発信していた「悩む事と考えることは全く違う。悩むは思考停止、考えるは前に進む事」という言葉を目にした。
衝撃的だった! 悩むこと=考えていると思っていた。
「悩む事」が私を立ち止まらせていた原因だったなんて。
2つの違いは“悩む”というのは答えも出ない状況で、ただ妄想の中でただ立ち止まっている状況。
“考える”は解決策を考え、前を向いている状況だと考えた。
この言葉に出会ってから、考える思考になるように意識をしていると同時に“ある言葉”も思い出しながら意識していることがある。
それは、考えること+ポジティブな言葉(表現)を多く持つということ。
「人は言葉を以って思考する」
初めて就職した会社で社長がよく言っていた言葉である。だから多く言葉を持ちなさい。言葉を持つと深い思考ができるということを教えてもらった。
今の私を苦しめている事が何か?
自分の言葉に目を向けた時、日常使う自分の言葉の中に「マイナス言葉」が多いことに気付いた。
「言葉の質」も必要なのではないか?と考え
今の私には「ポジティブな言葉を持つ」ことが必要なだという答えに辿り着いた。
そのマイナスな言葉は、マイナスな思考を繰り返し、マイナスな部分を多く見つけることになり、マイナスな行動を繰り返すようになる。
私でいえば、出来ていない事に目を向けて悩み、最終的には立ち止まって何もできない。
まさに「思っている事は8割現実になる」
そんな自分を変えるために、考えること+マイナスな言葉を「ポジティヴワード」に変換させるようにした。
例えばプレゼンの時、資料な完璧に作って用意したのに、緊張のあまり伝えたいことが伝えられず失敗した場合……失敗したこと、出来たことを分けて要因を考え、何が必要だったか改善策を出す。出来ていない所だけではなく、出来ている部分に目を向けて「出来ている」と自分にも他人にも声をかけること。
以前であれば「わー!出来なかったどうしよう!指摘される、怒られたらどうしよう……」と色々と悩んでいるだけだったと思う。
考えていくと、驚くほどに悩みは消え、前に前に進もうとする力が湧いてくる。
日常の中での小さなマイナスの習慣を変えることは容易ではないが、自分にポジティヴワードの言葉をかけ始めると、他人にも同じよう出来るようになる。「自分にかける言葉=他人にもかける言葉」と言う事にも気づいた。
SNSが流行っている中では言葉の出会いが多い。
どのような言葉に感銘を受け、チョイスするのかも非常に重要だと感じることも多い。
日常的に繰り返されているSNS上での誹謗中傷もよく目にする事も多くなってきた。
そういう言葉に出会うと「この言葉をどうやってポジティヴワード」に変えることができるか?
と考えていくのも、実は「ポジティヴワード癖」をつけるトレーニングになったりもするのだ。
トレーニングを進めている今、マイナスワードを気に留めなくなってきている。
言葉って不思議で、思考も行動も、自分がいる景色まで変えてしまう。
ポジティヴワードをいつも使っていようと思う。