スコルパ TYS125F のチェーンテンショナー修繕をやっておきました


昨夜取り外したやつです



回転摺動部が偏摩耗して作動ガタが増大


結果、テンショナーゴム部品とチェーンの擦れが大きくなってしまい ゴム切れ


チェーン脱落と言う流れ


偏摩耗してしまった アルミ製テンショナーの修繕には時間が掛かるおそれがある為、オールステンレス製で製作し直ししてみました



厚さ3mmのステンレスを使ってますので、木の枝を捲き込んでも負けない強靭仕様となってます

で、遅かれ早かれ、元々のテンショナーアームは修繕しますので、とりあえず偏摩耗している部分をフライス盤で削り落としてみます

赤矢印部分


削り落としてみたら、うっすらと境目部分が出て来ました


これはもしや?と、境目部分を打ち抜いてみます


カラーを圧入して溶接していた模様

であれば、同じやり方でをしちゃえば 修繕は可能ですので、工具箱に入れおいたアルミカラーを旋盤で加工



溶接する事を考えて、ツバ付きカラーにしておきます

で、この切削加工したカラーを純正テンショナーアームに圧入


後は、ツバ部分を溶接してやれば終わりです



一応ですが、摺動するスチール製カラーも新規で製作し直し



きっちり作り込みしましたので、カラーもすんなり入りますよ


週末にでも溶接して、車体へ取り付けとなります

本来であれば  こんな風に偏摩耗してガタが出始めてきたら 新品へ交換となりますが、物は試しでやってみたら カラー製作のみで再使用可能である事が分かりました

そうそうなる事は無いでしょうが、2個持っておいて、ガタが出始めたら 修繕した物と入れ替え

摩耗したやつは修繕と言う風にすれば、費用対効果は上がるんでないかと思います

ちなみに 回転摺動する部分をリメイクして、ローラーベアリング式にしてやれば 寿命は格段に伸びるんではないでしょうか?

テストして無いから 知らんけど(笑)

結構時間掛かるかと思われますが、そんなに時間は掛からない作業だったりします

あっさりと純正テンショナーも修繕出来ちゃいましたので、ステンレス製テンショナーアームはお蔵入り、もしくは予備の在庫品にしておきます