買うよりも好奇心が勝ってしまい、自作したショックドライバー


Facebookのお友達から、ソケット差し込み部のロック機構って どうやった?とコメントを頂きましたのでアップです

まずは、既存の12.7サイズソケットの差し込み部を採寸


これを元に 旋盤を使って、丸棒をΦ16.4mm位に切削


写真の切削箇所は 部材に深い傷が入っていたので、傷を無くす為に長めにΦ16.4mmに加工してあります

切削加工が終わったら 既存の差し込み部高さを採寸して、同じ高さにカット

カット後、今度はフライス盤を使って差し込み部と同じように四角形へ切削加工



次に、ロックボールの位置を計測して、同じ位置にポンチで打刻


ロックボールは使わないベアリングを生け贄にします

で、ベアリングボールの直径計測


計測したら、ベアリングボールよりも少しサイズの小さいドリルキリを使って、打刻部分に貫通穴を開けます

開けおわったら、ベアリングボールと同じサイズのドリルキリで貫通しないギリギリまで切削

途中途中でボールを入れて、ボールの出っ張りを確認します


ちょうど良い出っ張りになったら、小さめのスプリングを準備


このスプリングをボールと一緒に、開けた穴へ挿入


最終で、Φ6.5mmに切削加工した丸棒を薄くカットして、それをメクラフタにします



メクラフタの取り付けですが、バイスに挟み込んでメクラフタを圧入いたします


この時に、スプリングの張力でメクラフタがズレて圧入し難いです

圧入完了後は こんな感じになります



これでロック機構は完成となります

最終確認でソケットレンチを差し込んで、きちんとロックするか確認

ボールの出っ張り、スプリングの張力などで、ロックの強さは変わると思います

このやり方で9.5サイズの差し込み部も製作可能です

工作機械があるならオリジナルの工具製作も出来ますので、やってみる価値はあるんでないかと思います

が、買った方が費用対効果は確実に良いと思いますよ