※ 赤字はリンクしています。





ろうばいの郷」へ訪れた際、分岐点の標識に
「福寿草自生地」とありました。



 
細野小学校近くの交差点を左折すると「ろうばいの郷」ですが、
直進し、5~6分行ったところに「福寿草自生地」があります。


まだまだ咲いていないのは承知で訪ねてみました。


安中花便り:木馬瀬の福寿草自生地

花言葉:幸福、幸せを招く、永久の幸福、回想、思い出、悲しき思い出

旧暦の正月頃に咲き始めるので、人々に新春を告げる花として
「元日草」や「朔日草:ついたち草」とも呼ばれる。

開花時期:一月下旬~二月下旬


 
 

場所は松井田町上増田木馬瀬、ちませと読みます。
県道33号渋川・松井田線を倉渕方面へ。
「ろうばいの郷」から5~6分、
上増田木馬瀬(ちませ)の増田川左岸にある小山が福寿草自生地です。
昭和62年に松井田町(当時)の天然記念物に指定されています。

福寿草が咲いていないと見落とす程こじんまりとした丘です。

 

ここ木馬瀬(ちませ)には福寿草にまつわるこんな伝説が残されています。

幕末に勘定奉行であった小栗上野介が(小栗忠順)が勘定奉行を罷免され
領地の権田村(現:高崎市倉渕町権田)へ引き上げる途中で
幕府再興の軍資金をこの木馬瀬(ちませ)に埋め、
その小判が世に出られないことを悲しみ、毎年毎年黄金色の花を咲かせている。
この花を取って自宅に植えると不幸にがあると伝承されています。

 


この伝承と関わりがあるのか、自生地の丘の上には小さな石の祠がありました。
 

以前、「徳川の埋蔵金」が眠っているとTVで取り上げられたりしていましたが・・
群馬のあちらこちらが掘られていましたね。

福寿草は咲いていませんでしたが、
日本の近代化を押し進めた小栗上野介の生涯に思いをめぐらしました。


丘一面に咲く様は見事です。
 
 


丘の裏に増田川が流れ、川の土手などにも福寿草を植えてあるそうです。
 

周辺にも八重の福寿草が植えられ、木馬瀬(ちませ)地区では
福寿草の自生地周辺を「福寿草の里」として整備し、
2月の 最終日曜日には「福寿草祭り」が開催されています。


「ろうばい」の花も2月下旬まで・・
2月の中旬頃には両方の花が見られます。

是非、お越しください。