みなさん、ご覧になりましたか?
8日の「皆既月食」。
あまり興味もなかったのですが、仕事帰りに見上げた空に浮かぶ満月が欠け始めているのを見て、その神秘的な姿に大興奮。
駆け足で家に帰り、月食の様子を撮影しました。
「月食」というのは、地球の影に月が隠れて、どうのこうのというぐらいは知っていましたが、いまいちピンときません。
調べてみたら、こういうことでした。
今回の月食は、月食の最中に天王星が月を出入りする 「天王星食」 も起こり、日本で皆既月食と天王星食が同時に見られるのは1580年7月26日以来、442年ぶりとのことです。
YouTubeで、日本各地から月食の様子を生中継していましたが、今、私が見上げている月を、日本全国で同じように眺めている人たちが沢山いるのかと思うと、何だか不思議な気分になりました。
3時間40分にわたった秋の夜空の天体ショー。
私が名古屋で見た皆既月食の様子を紹介します。
18時20分
私が息を切らして自宅に到着したのが、午後6時を15分ほど過ぎた頃。
部分月食のスタートが6時9分でしたので、撮影を開始した時には、残念ながら月は既にだいぶ欠けていました。
さらに、月を撮ったのは初めてで、最初のカットは露出オーバー気味の失敗作(泣)。
以後、こんな感じで月食は進んでいきました。
18時21分
18時22分
18時29分
18時34分
18時39分
18時45分
18時49分
18時54分
19時00分
19時04分
19時09分
19時14分
19時17分
19時16分に、皆既食が始まります。
19時34分
19時55分
そして、いよいよクライマックス。
この後、19時59分に、最大の皆既食を迎えます。
赤銅色に染まる神秘的な月。
国立天文台の説明によると、地球の大気を通過した日光の影響で真っ黒ではなく、こんな色になるそうです。
この後、こんな月が43分ほど続きます。
そして、再び、8時42分頃から、部分食が始まります。
いつものきれいなまん丸のお月さま。
太古の昔、人間はこの夜空を、一体どんな気持ちで眺めていたのでしょうか。
あまり見上げることのない夜空ですが、改めて宇宙の広さと自分の小ささに思いを巡らした夜でした。
次に日本で皆既月食が見られるのは、3年後の2025年9月8日だそうです。