「カナダヤマアラシの日常 その①」 の続きです。
今回は、カナダヤマアラシたちの 「食事」 と 「水浴び」 の様子を紹介します。
カナダヤマアラシは、このように座って餌を手に持って食事をします。
かわいいでしょ。
かわいいでしょ。
野生下では、木の葉、樹皮、果実などを食べるそうです。
今日のメニューは、リンゴ、サツマイモ、人参、白菜、小松菜、落花生のがら?
当然、野生下の食事より豪華!
当然、野生下の食事より豪華!
仲良く落花生 (?) を食べる2頭
左が ルーリー (女の子)、右が ムック (男の子)。
左が ルーリー (女の子)、右が ムック (男の子)。
ヤマアラシって、こんな尻尾をしているのですね。ビーバーみたいな形。
こんなふうに、どんぐりが置いてあることも。
それでは今日は、カナダヤマアラシの 「リンゴ」 の食べ方を紹介しましょう。
実演してくれるのはムック君です。
実演してくれるのはムック君です。
まず、切ったリンゴの端をかじります。
次にリンゴを持ち替え、果肉の端をかじります。
齧歯類特有のノミのような前歯で、果肉をガリガリ削り取りながら食べ進めます。
そして、果肉の部分を食べ終わると、最後に残った皮を食べます。
これがカナダヤマアラシの正統なリンゴの食べ方です。(笑)
(でもこれ、よく見たらサツマイモですか…。 汗)
「どう? ぼく上手に食べるでしょ。」
今度は、ルーリーちゃんが菜っ葉を食べている様子
細い菜っ葉も上手に手に持って食べます。
女の子ですから、リンゴの食べ方もおしとやか (?)
(って、これも サツマイモ…。)
一方、ムック君?
( どっちかわかんない…。)
( どっちかわかんない…。)
「なあに?」
(めちゃんこ、かわいいんですけど)
(めちゃんこ、かわいいんですけど)
カナダヤマアラシは北米に暮らす動物。暑さには弱いです。
そこで、毎夏、登場するのが飼育員さんによる水かけ。
そこで、毎夏、登場するのが飼育員さんによる水かけ。
ムックたちに水を噴霧してくれます。
気持ちいいのかどうかわかりませんが、
じっと水を浴びています。
木の上で暮らす習性を持つカナダヤマアラシ。
その生活空間である木が丸裸の擬木だから直射日光があたるわけで、造るときにその辺りは考えなかったのでしょうか…。
その生活空間である木が丸裸の擬木だから直射日光があたるわけで、造るときにその辺りは考えなかったのでしょうか…。
あと、暑さ対策で出てくるのが 「氷」
お腹の下に氷を入れて体を冷やします。
この子たちは、氷が冷たくて気持ちいいことをよく知っています。
この子たちは、氷が冷たくて気持ちいいことをよく知っています。
時には、がじがじ食べちゃうことも。
「うん? こんな所に氷があるじゃん!」
「どれどれ」
「よっこらしょっと」
「あ~、たまんねえ」
ふたりそろって冷却中。
同じヤマアラシでも、こんなヤマアラシもいるのですね。面白いです。
ムックとルーリーのペアは、北園のアメリカゾーンで暮らしています。
日中はあまり動きませんが、食事時が狙い目かも。
また、会いに来てね!