5月14日、マレーバクの 「サチコ」 さんが亡くなりました。(涙)
 
 
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マレーバクの獣舎
 
えらい昔の写真で、まだ 「キッチンタカハシ」 さんの看板が残っています。
当時の猥雑な感じの賑やかさが懐かしいです。
 
 
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 室内の部屋は、手前が 「ヒサ」 君、
奥が 「サチコ」 さん
 
ここのガラスはいつも汚れていて見にくいことこの上なし。 クマ舎やカバ舎、サイ舎もそうです。 職員さんが忙しければ、自分が拭いてあげてもいいと思うぐらい いつも苛々します。 (笑)
 
 
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ヒサ君は、2006年2月7日
東山生まれの11歳
 
男の子です。
 
 
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 男前ですねえ。
 
 
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よくバク舎の前で、来園者がこの子たちの名前を見て、「あっ、夢を食べる動物だ」 という声を聞きます。
みなさんの言う 「獏」 と動物の 「バク」 との関係はこういうことだそうです。
 
ウィキペディア 右差し 「貘」
 
■ 実在の動物との関連
奇蹄目バク科の哺乳類のバクは、この伝説上の獏と姿が類似する事から、この名前がついた。
なお、京都大学名誉教授 林巳奈夫の書いた 『 神と獣の紋様学 ―中国古代の神がみ― 』 によれば、古代中国の遺跡から、実在する動物であるバクをかたどったと見られる青銅器が出土している。
このことから、古代中国にはバク (マレーバク) が生息しており、後世において絶滅したがために、伝説上の動物・獏として後世に伝わった可能性も否定はできない。
 
 
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 バクは水が大好きで泳ぎも得意だそうです。 排泄はにおいを残さないよう通常水中でします。
 
【ズーラシア公式】
 
この動画、ぜひ観てみてください。 東山では観られないバクの行動が観られとても興味深いです。
 
ズーラシアのマレーバク舎はとても広く、動画にもあるように立派なプールもあります。
動物園の動物は、どの園にいるかによって幸福度が随分違ってきます。
 
 
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バクは植物食性。
東山ではよく青草を食べていますね。
 
 
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食べた後、こんなになっちゃいました! (笑)
 
 
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皮膚がとても厚く 2~3センチ あるそうです。
デッキブラシでごしごしされるのがとても好きです。
 
 
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そして、室内の奥の部屋がさっちゃんの部屋でした。
 
 
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さっちゃんは、2002年12月5日生まれ、16歳の女の子。
2004年7月に、ヒサ君との繁殖のために、はるばるアメリカの動物園からやってきました。
 
 
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バクは、前足の蹄が4本、後足は3本。
サイと同じ奇蹄目ですね。
お座りする姿が何だかとてもかわいらしいです。
 
 
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5月7日のさっちゃんのお部屋
 
この日は、部屋中に干し草が敷き詰められ、普段は置いてない野菜が置いてありましたのでとても気になっていました。
この時はすでに具合が悪かったんだね。 ごめんね、知らなかった …。
 
この様子を見ていると、何だか飼育員さんたちの 「サチコ、頑張れ!」 っていう声が聞こえてくるようです。
 
 
以下、在りし日のさっちゃんです。
 
 
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 飼育員さんに、ふかふかのベッドを作ってもらいました。
とても気持ちよさそう。
 
 
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こちらは8月に撮った写真。
きっと熱かったのでしょうね。コンクリートに直で寝ています。
寝姿がとても可愛らしいですね。
 
 
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実は私、マレーバクって結構好きです。
 
 
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あのおっとりした顔と風体。
あの伸び縮みする鼻が何だか心を和ませてくれて。
 
 
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そして、時折見せる笑ったような顔が好きでした。

 
 
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どうです?
 
 
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ね、笑ってるでしょ。
 
 
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確かに笑ってる?!

 
でもね、死んじゃったの。
 
 
 
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サチコさん、長い間、お疲れさまでした。
 
ありがとう。
 
そして、さようなら。

 

 

合掌