働き者のヤマガラたち・ | 消毒屋の社長ブログ| 有限会社 タマケアビジネス 

働き者のヤマガラたち・・・・・動物園物語

5羽の仕業なのです。



  ヤマガラは「カラ類」とよばれるシジュウカラやコガラなどと同じシジュウ
 カラ科の鳥ですが、カラ類の中でも、背中とお腹の赤茶色があざやかで目につ
 きやすい鳥です。園内にもまれに野生のヤマガラがやってくることがあります。

  ヤマガラには、植物の種子を土の中や木の幹の隙間などにたくわえる「貯食」
 をする習性があります。とくに貯食の行動が活発になるこの時期、貯め込まれ
 たヒマワリの種がリスの小径内で次々と芽を出し、奇妙な風景をつくり出して
 いるというわけです。

  餌台のヒマワリの種を一つくわえては地面に降り、くちばしで打ち込むよう
 にして土の中に埋めていきます。5羽が毎日、餌台と地面のあいだを根気づよ
 く何度も往復し、貯食しているのです。じつに働き者です。

  しかし現在、リスの小径に日本の野山の植物を増やそうと、山野草を少しず
 つ植えているところなのです。そこにヒマワリ畑ができてしまっては困ります。

  リスの小径の主役であるニホンリスもクルミを貯食しますが、ヒマワリの種
 を埋めたり、掘り返す姿は見たことがありません。

  ヤマガラの貯食する姿をみなさんに間近で見ていただけるのは嬉しいことで
 すが、私は心の中で、「ヤマガラが埋めたヒマワリの種をリスが食べてくれれ
 ばいいのに……」と思いながら、毎日ヒマワリの芽を摘んでいるのです。
                〔井の頭自然文化園飼育展示係 高松美香子〕

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  最近、井の頭自然文化園「リスの小径」のそこらじゅうに、トウミョウ(豆
 苗)のようなヒョロっとした芽が出ていることにお気づきでしょうか? ちょ
 っと奇妙な風景です。じつはこれ、新しく仲間入りしたヤマガラという小鳥たち