クロバネキノコバエ大量発生 伊豆の国市HPで 伊豆新聞 7月4日
伊豆の国市全域に、体長2ミリに満たないクロバネキノコバエ類と見られるコバエが大量発生している。伊豆の国市には1～2日に、長岡南小、大仁小、県立伊豆中央高などから問い合わせが寄せられたことから、市のホームページを通じて同コバエの駆除の方法や特徴、生態などの情報提供を始めた。同市では2年前にも同コバエが大量発生している。
長岡南小は1日に1階の教室を中心に確認されたが、3日現在は3階の教室でも発生しているという。同校は「体にまとまわりつくので、児童たちが嫌がっている。教室に蚊取り線香をたいて対応しているが、駆除は難しい」と話す。
市によると、対策は▽窓やドアを閉め、網戸などに殺虫剤を散布する▽発生の多い時間だけ室内換気扇を停止する▽進入経路となる窓やドアに虫が近寄らないよう換気扇などで横から風を送る―など。発生時間が午前中（日の出以降）のため、この時間帯に対処することが効果的という。寿命は成虫で4日～10日程度という。
市は「9月初旬までは大量に発生する可能性がある。発生場所など不明点も多く、駆除することは難しい。刺すなど人に害を及ぼすことはない。大量の薬剤を広範囲にわたり散布する駆除は非常に困難で、薬剤による健康被害も懸念されるので避けた方がよい」と呼び掛けている。
これで心配なのは食料品やレストランメニューへの異物昆入であるが、近くの腐朽木材･残渣･植木鉢などを疑い、撤去する事が望ましい。
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