多摩美陶研究室 ユン先生のタマビヤキ解説

多摩美陶研究室 ユン先生のタマビヤキ解説
多摩美陶研究室 ユン先生のタマビヤキ解説
多摩美陶研究室 ユン先生のタマビヤキ解説

2年生は夏休みの宿題でドローイングをして、後期はそこから制作を進めます。かなり高度な課題ですが、皆自分の世界に引き寄せて、驚くような作品がたくさん見られました。

上 : 
古田さんは自分の髪型を粘土で作って高温で焼きました。整ったほうもいいですが、風になびいているように見えるほうに、いつも目が奪われます。生き物のように見えるからでしょうか? もう少し踏み込んで大げさにいうと、何か「悪」あるいは「悪魔的なも」と善との対比にも見えます。この動感は、焼成で形が少し動いたことも作用しているかもしれません。

下 :
辰巳さんは風景のスケッチをして、その画面から面白い形を見つけて引きだして、粘土に与えました。
どのプロセスにも、少しずつ彼女らしい着眼とセンスがみえて、小気味良い作品です。
焼成の変形を避けるため(?)に、低温で焼いその質感も新鮮です。

多摩美陶研究室 ユン先生のタマビヤキ解説
$多摩美陶研究室 ユン先生のタマビヤキ解説


  終