多摩美陶研究室 ユン先生のタマビヤキ解説

多摩美陶研究室 ユン先生のタマビヤキ解説


多摩美陶研究室 ユン先生のタマビヤキ解説



今日から、後期の授業が始まりました。
ブログもしばらくぶりの更新です。


1年生の後期最初は、「視覚以外」という課題です。
目隠しのまま約一時間粘土に向かうワークショップから始まります。

まず「感性」について皆で考えてみます。
それから体操と呼吸で身体と気持ちをほぐして、アイマスクをして、いざ粘土にむかいます。

2年生のK瀬君が廊下から後輩の取り組みを眺めていました。
去年のことを思い出していたようなので、アドバイスはないかと尋ねると、「ずっと座りっぱなしで作ったものより、動き回って作ったものの方が、後で見て面白かった。」とのこと。

見た目に面白い形のものを作るのが目的ではないのですが、確かにその通り。
視覚以外の知覚と感性、それと身体がうまく働きあった時には、なんとも新鮮なものができるのが、毎年見ているとわかります。


指先も身体の一部なので、身体をほぐすと良く動きます。
身体も指先の一部なので、作っているうちに指と同じように身体も動きます。
作ることで、感じる心もほぐれるようになります。