ここまで個別の病院ごとに転院候補の検討内容を書き連ねてきましたが、それぞれの病院を詳しく調べる前に、都内の数ある不妊治療病院から私に合った病院を絞り込む準備が必要でした。
今回は記載した4院に絞り込むまでの探し方や、私が思う選び方の基準について書いておこうと思います。
■不妊治療情報センター
都内の病院の情報をまとめサイトを探していてたどり着きました。
このサイトで体外受精・顕微授精・男性不妊・不育症対策などと条件を絞っていくと、かなり対象が限られてきます。
顕微授精や不育症対策を含めると聞いたことのある病院ばかりになってきました。
通えそうな範囲の病院をピックアップして比較検討することにします。
■東京都指定医療機関の情報公開
東京都は不妊治療助成事業の指定医療病院から、治療成績等の情報を集めています。
それが公開されているサイトがこちら。
…ありがたい対応ではありますが、病院ごとにPDFにされていてリスト化されていないという。
集めて公開してくれるようになっただけでも一歩前進ですがもう少しだけホスピタリティが欲しいです。
■不妊治療病院実績ランキング
その東京都の情報をまとめてくれた神サイトがありました。
生産率と患者数をリスト化してランキングにしてくれています。
もちろん生産率ばかりに目を奪われると実態とあっていない場合もあるのでこればかりが絶対とは言い切れないとは思います。
(不育症対策に力を入れる病院は技術力が高くても、治療に難航している患者が多く集まるため生産率が低くなりがち、とか
若い方向けに安価な価格設定を売りにしている病院は、治療を始めたばかりの患者が多く生産率が高めになる、とか)
ただ、やはり上位の病院が気になりますよね。
同時に来院患者数も併記されているので、病院の規模を確認することもできました。
■repoco(レポコ)
言わずと知れた不妊治療レポートサイト「レポコ」
上記で絞り込んでいき気になる病院はクチコミを読み漁りました。
なかでもレポコは実際に成功して実績を残した方の体験談が積み上げられているので大変参考になります。
(私もここに病院のレポートをあげる日が早く来ますように…)
私の場合の病院を選んだ基準を記載しておきます(重要度順)。
個人の状況により適した選びかたがあると思うのであくまで私の場合です。
①通院がラクな場所
→仕事との両立をするための絶対条件だと思います。
私の場合は家よりは職場に近い方が良いと感じていました。
②診療時間が長い、土日対応
→これも仕事との両立のためです。
なるべく休みをとらず、フレックスで対応できる範囲を探しました。
③刺激法の方針
→私の場合は低~高刺激まで幅広い対応希望。
これはAMHや考え方により選択は分かれると思います。
④PGT-A対応
→もし複数の胚盤胞が育ったらやってみたいという希望を捨てきれませんでした
⑤男性不妊外来併設
→胚盤胞に育ちにくいのは精子要因というのをどこかで見て、
夫にもより詳しい検査を受けてほしいという気持ちが芽生えつつありました
⑥タクロリムス処方
→賛否両論の薬ですが、
私が唯一ひっかかったTh1/Th2の対処薬。
もし服用したいと思った場合に対応できる病院が良いなと思いました。
さて、ここまで熱を入れて調べ上げた転院候補。
すべて希望通りの病院はなかなか見つからないとわかり、
選定条件の優先順位をつけて決めるしかないとなってきました。
助成金の期限も考えるとそろそろ決めなくてはなりません。
もう頭がパンクしそうでした。