先日、父がいつも通っている歯科での処方で
びっくりしたことがありました。
父が、歯が痛いと言って歯茎も炎症を起こしているようだったので、歯医者へ。
抗菌薬と痛み止めをもらっていました。
内容は、
レボフロキサシン錠250mg
ジクロフェナクNa25mg
用法用量は詳しく聞いていなかったのですが、
後日、
『おなかが膨らんだ感じと、頻尿があるんだけどそんな副作用ある？』
と聞かれました。
抗菌薬を飲んで腸内細菌まで影響を受けて
下痢になったりの腸あたりのことはよく聞きますので
腹部膨満感はありうるかも？と思ってましたが、
頻尿
はわからなかったため、
レボフロキサシンとジクロフェナクどちらも添付文書を確認。
レボフロキサシンのほうに
腹部不快感は、1〜5%の高頻度で、
また頻尿も頻度不明で記載がありました。
すると、父
『どちらも1日4回飲んでるんだよね。やめようかな？』
…え？？？？？？
ちょっと待ってください。
レボフロキサシン錠250mgを一日4回？？？
1日1000mgですか？
そんな飲み方聞いたことないし、
そんな高用量でいくことある？？？？
しばらく臨床の現場を離れていたうちに
そんなことになったの？？？？
と調べに調べましたが、
1回1錠、レボフロキサシンとして500mg、を1日1回
の記載しかない
しかもレボフロキサシンは
時間依存性ではなく
濃度依存性のもの。
一日で分散して服薬するよりも
一度に濃度を上げて服薬したほうが
効果が高いと証明されているのです。
過去には
100mgの規格があり、
実際1日複数回で飲んでいたこともあるようですが、
上述の通り効果が高いのは高濃度を1日1回、
すでに100mgの規格は販売中止にもなっています。
ですので、
その当時の処方の名残りなのか？
はたまたもしかすると
アモキシシリン250mgを1日4回に勘違いしてる？
とも考えてハラハラ
どうやら院内処方で
薬剤師が関与しているのかはわからない。
父の腎機能も確認しましたが、
クレアチニンクリアランスは50以上あるため
通常量で問題なさそう。
念のため尊敬する先輩薬剤師へも確認をとり、
おかしいよ〜
なんだかこわいね
なんていう病院
笑
笑との後押しをいただきまして、
いざ病院へ電話。
ドキドキ
続く…。