靖国神社は、戦争で亡くなった
人たちの霊が祀られている場所
として有名で、当時から戦死した
人間の魂は皆ここに集まると
言われていました。
そのため、戦時中に兵士たちが
「戦死したあとのあの世でも
ずっと仲間だ」という意味から、
死を覚悟した出撃の際に、お互いに
「靖国で会おう」と言って別れた
ことが多かったと伝えられています。
また「靖国で会おう」は、
「九段の桜の下で会おう」とも
言われました。
「靖国神社」の現在の住所は
千代田区九段北3-1-1ですが、
当時から靖国神社は「九段」とも
呼ばれていたためです。
神社は春に満開の桜を咲かせます。
「九段の桜の下で会おう」は、
「靖国で会おう」と同様の
意味になる言葉となりました。