◎9月4日(水曜)(トポテカン+シクロフォスファミド2クール5日目)

(再再発確定から48目目)


癌と分かってから、776日目。 

臨床心理士さんとまた面談した。


👱「一昨日は気分が上がってると思えたのに、今日はもう真逆。

セカオピに考えてた光免疫療法の話しが昨日無理と分かって、そこからショック過ぎて全く上がってこれない。
でも完全鬱にならない為と、帰ってから動けないと困る使命感から、夜病棟内を泣きながら50分歩いた。」と開口一番話した。

🧑‍🦱彼女は「鳥肌立ちました!」とビックリしてた。

🧑‍🦱「完全鬱になる前の最低な気持ちを10としたら、そうゆう行動が10で踏みとどまれる原動力になるんです!
気分が少しでも変われるような行動の積み重ねが、10から9でも8にでも少しでも上がっていくんです。
その時間はたとえ10分でもいい。
50分も歩いたなんて、本当に鳥肌立ちました。
凄いことですよ!
短時間でもいいから、その時間の積み重ねで、自分の感情が行動で変わる事に気付く人が多いんです。
気分が変わる様な事なら何でもいいです。
〇〇さんには、この2年間でそれが出来る力が身に付いてます。出来てます!」と、断言した。

👱「珍しく断言するんですね?」と言ったら、🧑‍🦱「コレは断言できます!」とまた言い切った。

子供への心残りは、アルバム作成や手紙を書いて、今やっている最中。

👱「死への恐怖には、自分が早く死ぬメリットを考えて、自分を納得させようとしている。
例えば、私が介護が必要な状態や認知症になったとして、それでもまだ生きてて、子供達が私の介護が大変と思わずに済む…とか、自分の生活で大変なのに親の面倒まで見てたら自分が潰れちゃうよと思わずに済む…とか、私が早く死んだらそれは避けられる事だから良かったなと考えて、早く死ぬ事を自分でどうにか納得させようとしてる。
でもそれで納得なんかやっぱり出来ない。
気持ちが晴れる事はないし、何も変わらない。
結果に現れてこない。」

🧑‍🦱「なら、映画やドラマ見たりでもいいし、それで気分がどう変わるか、出来る行動を色々試してみて、その中から選択して実行する。
時間はかかるけど、その行動が10で踏みとどまれる原動力です。
行動の時間の長さは関係ない。
何分でもいいから、それが1日の中で出来るかどうかが、とっても重要なんです。」

心理士さんの言った言葉を忘れないように、ちゃんとメモした。

ウチに帰って不安になったら、このメモを見返そう。
そして笑ってるママで居られるために何かの行動に移さなきゃ。
それが今の私には、まだ途中のアルバム作りになるのかな。

子供達の、3回以上言われないとやらない、扉閉めない、電気消さない問題に「またかよ!」ってプチイラッしながら、生活したい。

心理士さんと話したら、また少し気持ちが晴れて、最後の入院日だし、贅沢にハーゲンダッツ買ってみた。

大福は最後の1個だったから、明日持ち帰って家で食べる用。



夜また歩いてたら、いつも同じ時間帯に歩いてて「どれくらい歩くんですか?」程度の会話をしてたおばさんから、話しかけられた。


「いつ退院するの?私は明日なんだけど、あなたいつも歩いてて、とても元気そうだから、そろそろなのかなと思って。」と。
全然元気じゃないのに、傍から見たら、私元気そうに見えるのか‥。

話しかけられたら嬉しくなって、つい長話をしちゃった。
その方は、手術して悪いトコ取って、それでおしまいで明日退院。
私の経緯を話したら「何て言ったらいいのか分からない。だって元気そうだし、何かスポーツやってそうな感じがしたから。」と言われた。
お互いヨガが好きで長く続けてた事が分かった。
私は今は体がもうヨタヨタで支えられないから、あんなに大好きだったヨガはもう無理になった。
軽いストレッチ位しか出来ない。

おばさんとも話せたし、今夜は歩きながら90年代POPS聞いてたら、懐かしくなって気持ちも上がって、『今の抗がん剤が効くと信じよう。骨髄も弱らずに、6回じゃなくもっと続けられるかもしれないし。言霊は大事。私は大丈夫、私は効く!』と思いながら歩けた。

Total 50分、2.69km、4563歩。

朝はホントにどん底だったけど、今日の最後は少しだけ上がれた気がした。

このブログ、初めは子供達が後でママの事を知る為の目的で書き始めたし、それは今でも変わってないけど、ここに自分が思ったままの正直な気持ちを書いて、どうにか自分の精神状態を保とうとしてる部分が最近大きくなってきてる様な気もする。

誰でも読めるブログに、そんなに大っぴらに書いて良いのかと今更なんだけど、、、