◎7月28日(日曜)(IE最終から181日目・再再発確定から10日目)


癌と分かってから、738日目。 

明日から入院だから、入院の準備しなくちゃ。
2月までは頻繁に入院してたから、いつでも入院出来る様にスーツケースに入院セットを用意してた。
放射線やってる間と終わってからは『放射線やったし、まだ大丈夫だろう。』って安心して、普段使いたい物もあったし、荷物を少しずつバラしてた。
。。。でも半年でまた入院。

朝から気が滅入る。
安定剤を起きてすぐに飲んだ。
『入院なんかしたくない、家に居たい。』と
無限ループで思ってるから、なかなか準備が進まない、やりたくない。

今日中にやろうと思ってた事も済ませとかなきゃ。
長男はお年頃だし、部活で汗かくし、1日に何回もシャワーするから、下着が上下4着ずつじゃ間に合わない。
私が入院の間は母が家の事をやってくれるからこまめな洗濯は大変だと思うので、旦那と一緒に子供達の下着を買いに行った。
少なくなってた日用品も買い足した。
2時間位だったけど、疲れもせずに買い物出来た。

「言ったところでしょうがないけど、こんなに調子良いのに抗がん剤なんかしたくないよ。きっとこれからは死ぬまで抗がん剤続きで、調子良い時なんてもう来ないよ。髪の毛ももうこんなに伸びる事なんかないよ。入院したくないよ。家に居たい。」と車の中でまた泣いてしまった。
旦那は黙って聞いていた。

次男はパパが居るうちに…と思ったのか、自らどんな防犯ポスターを書くかパパに相談して、下書きを始めた。 
旦那は絵がとっても上手いし、想像力もある。
10分くらいで、簡単に色塗りもされた次男でも書けそうな下書き案が出来上がったら、次男はそれを早速真似して書き出した。
「パパならこう書くかなって書いただけなんだから、自分で考えろよ。」なんて言ってるけど、次男が書けそうな簡単で上手いお手本が目の前にあれば、そりゃ真似するよね。
午前中は下書き、野球の午後連が終わって帰って来てからは「疲れたからお祭りは行かない。」と言って、色塗りを始めた。


左は旦那がボールペンで即興で書いた防犯ポスターの下書き案。

右は旦那が小6年の時に、授業で神社の絵を写生に行って、神社ではなく、柱の彫り物を書いたのが目の付け所が良いと選ばれて、文化祭で市役所に貼り出されたらしい。

しかもかなり上手。

残念ながらこの絵の上手さの遺伝子は、子供達には引き継がれなかったみたいだ。


ポスターはまだ途中だけど、「明日から入院だし、お祭り行かないなら、ママ外食したい。」で、次男の希望で、ステーキ宮にまた行ってきた。
家じゃ食欲出ないし、何も食べたくないけど、外食だと食べる気になるし、食べられるから不思議。
贅沢な事を言ってるな…と自分でも思う。

母が手作いに、電車に乗って夕方来てくれた。
夏休み中だから、長男のお弁当がなくて助かる。
明日から、申し訳ないけどよろしくお願いします。