◎1月5日(金曜)(IE4クール23日目)


朝採血。

今日は血球上がってるだろう。

そう思って朝のうちにシャワーをすませた。

…が、なんと昨日より値が下がっているではないか!

白血球2000→1800

好中球970→730

で、好中球が更に下がり、今日も抗がん剤中止。


病棟先生が説明に来た。

「血小板は上がってきてるから骨髄は機能してると思うけど、白血球や好中球が不安定な状態。チームで検討した結果、自力でどれくらいで上がってくるか見たいから、フィルグラスチムは打たないでこのままいこうという判断になりました。月曜に採血して値が1000越してたら抗がん剤やりましょう。土日は退屈になって申し訳ないけど、その予定でいきましょう」

「月曜に値が悪ければ?」

「また1日延期になります。」

「抗がん剤が延期になって、効き目が弱まるとかはどうなんですか?」

「延期になっての効き目の変化の報告がないんです。でも今無理してやるデメリットの方が大きいのは確かだから。」

「体を動かす方が血球が上がりやすいってデータもあるので、なるべく歩いたり運動するようにしてみて下さい。」


「毎日病棟内を歩いてますけど!」と言いたくなったけど、先生に言ったところで状況が変わる訳でもないし、八つ当たりになるからやめた。


マジか…。

体に不調は特に感じてない。

昨日より下がってるなんて、さすがにショックだ。

骨髄が弱ってきてるなら、今後も続くであろう抗がん剤に私は耐えられるのか?抗がん剤が出来るのか?…と不安しか浮かんでこない。

『新年からこんなで私はもう長く生きられないんだろうか?』とラインを送ったら、妹から『血液数値がよくなくて延期なんてよくあることだってわかってるじゃん。マイナス思考になりすぎ!』と当然のお叱り返事がきた。

…でも落ち込む。


今日も暇になり、先生の「なるべく動いて」の言葉に従い、午後と夜の2回歩いた。

67分 6700歩

ベッドの上でストレッチもした。


夕方主治医が来た。

「フィルグラスチムを打たないのは、自力でどの程度で上がってくるか見たいってのもあって。

今抗がん剤やると、骨髄がダメになって血球が上がってこなくなるってケースも実際あるんですよ。そうなると今後抗がん剤も出来なくなる。だから今は無理する時じゃないんです。」

「お腹のシコリをどうするかは今はまだそれどころじゃない?」

「そうですね、でもそろそろ検討し始めないとかな。」


月曜には上がってる事を期待しよう。

それしか出来ない。


いつも抗がん剤の入院前に、家の近所の神社に立ち寄ってから電車に乗ってたけど、今回は実家からそのまま来たから神社に寄ってない!

仕事帰りの旦那に、神社に寄ってお参りするように頼んだ。


子供達にも電話した。

「ママ、血液検査の数値が良くなくて、まだ抗がん剤が出来てないんだ。9日に帰る予定だったけど、来週いっぱいは入院になると思う。」

次男は「えーっ」と残念そうなリアクションがあった。


「◯◯◯、再来週からもう私立の試験が始まるから、風邪引いたり何かあっても来週ママ居ないから病院連れてけないから、手洗いうがいをちゃんとして、体調管理には気を付けるんだよ。」

「△△ちゃん、お兄ちゃん受験で大事な時だから、学校始まったらマスクは必ずずっと付けてるんだよ。手洗いうがいしてね。野球終わった後や学校終わった後の遊びはしばらく無しにしといてね。」

と2人に伝えた。


明日から始まる次男の少年野球は私立の試験が終わるまで2週間休ませるかどうか悩んだけど、学校も行くわけだし、次男の野球に対する情熱を考えると休ませるのも酷かなと通常通りの生活にした。

とにかく今は、手洗い&うがいを徹底するしかない。


長男の1番大事な時期に、家に居られない事が心配でたまらない。

私が家に居たところで特別何か出来るわけじゃないけど、子供達に注意を払ったり、体調管理に努める事ぐらいは出来る。

今まで順調にきてたのに、なんで抗がん剤延期が今のタイミングかなぁ。

自分でどうにも出来ない事が歯がゆい。


誰も風邪ひかないで、長男の受験までどうにか持っていきたい。