秋野暢子さんの癌は体から完全になくなり完全復活をなされたらしい。

立派ながんサバイバーになりました!

とブログに書いてあった。


おめでとうございます…だが、心からそう思えない、妬ましく思う自分がいる。


同じ時期に違和感を感じ、同じ場所に癌があり、2ヶ月早く秋野さんの方が癌が判明したが、ほぼ同じ経緯を辿りながら、なんで今私はこんなに真逆の状態なんだろう。


癌の種類が違うから。

私は肉腫だから。

ステージ4だから。


キラキラしている秋野さんが羨ましい。

これからの未来を考えて生きていける秋野さんが羨ましい。

羨ましい分、妬ましい。


他人と比べても仕方ない。

そんなの言われなくたって分かってるし、私だってそんなことわざわざしたくない。


何で?なんて考えても答えはないし、これが私の運命だから仕方ないのは夏から十分に分かっているが、でも思ってしまう…何で肉腫だったんだろうと。


次男は「何十万に1人とかなら宝クジに当たれば良かったのにね。」といつも言う。

本当にそうだよね。

肉腫なんて当たりどころが悪すぎだよね。

ママが最悪クジ引いたんだから、これからの我が家に悪い事はもう起きませんように。


4人部屋中、また3人は手術予定の人っぽい。

手術が出来るだけで羨ましいし妬ましい。

こんな病室に居たくない。早く退院したい。


私はこれからもずっと、私より軽い人達を羨ましく妬ましく思っていくんだろうな。 

そう思わないで生きていけたら良いが、そう思えるような人なんて、よほどの修行を積んだお坊さんくらいじゃないだろうか?

普通にいる?そんな器の広い考えの人?


来年の今頃はどんな状態でいるのかな?

今と同じ動ける私でいたいなぁ。

てか、その前に生きてるかな?


高校に入った長男のお弁当を毎日作っていたいなぁ。

「Yシャツちゃんと洗濯出した?」と毎日言っていたいなぁ。

次男がどれくらい背が伸びてるか楽しみだなぁ。


私の楽しみを奪わないで欲しいなぁ。